法律
https://gyazo.com/6e42efb4be8ab14574b61c7dd5f78ca6
多民族・多文化を束ねる連邦国家
建国以来の移民国
元植民地
宗主国と植民者とが裁判権を争う
被告人を本国に移送して裁いていた
陪審員は社会の縮図であり、性別・民族・職種・階層などに関して偏りがあると困る
裁判は真実を究明する場というよりも、紛争を具体的に解決する利害調停の場だった
検察官:国家の代理、共同体を代表して犯罪告発する
捜査機関:犯罪仮説を立てて捜査する
弁護士:被告人と共に仮説を巡って抗弁する
陪審員:検察の主張に間違いがないかを判断する
裁判官:中立の立場で検察官と弁護士の議論の公平を保証し進行役となる
契約主義的な国家概念
市民の間に本質的な違いはないとする普遍主義
陪審員:抽象的概念として主権を体現する存在
『市民の総意』と『一般意志』の違い
社会全体の多数決を採っても、その結果が正義を体現する保証はない
正義が何かという問いに答えるためには、自分が置かれた固有の条件を捨象し、社会全体にとって正しいあり方を中立な立場で考える必要がある
裁判の判決は、各人の私的利益から独立する不偏中立の意思表明であり、現実の社会構成を反映する利害関係の平均値や妥協であってはならない
裁判は主体的に真実究明を果たす場になっている
刑事裁判における告発主体は被害者や遺族ではなく共同体である
殺人・強姦などの重大な犯罪は共同体に対する反逆と捉える
犯罪を裁く主体は誰か、正義を判断する権利は誰にあるのか
× 誰に最も正しい判断ができるのか?
○ 誰の判断を正しいと決めるのか?
神の権威も王の権威も否定したフランス革命≒近代の打ち立てた理念
「人民の下す判断を真実の定義とする」