地域福祉権利擁護事業(公共料金、家賃、住民税、国民年金保険料、国民健康保険料などの支払い手続きの支援をしてくれる事業)
実施者
各自治体にある社会福祉協議会
社会福祉協議会(しゃかいふくしきょうぎかい、Social Welfare Council)とは、行政関与によって戦前から戦中に設立した民間慈善団体の中央組織・連合会(「中央慈善協会」「恩賜財団同胞援護会」「全日本民生委員同盟」「日本社会事業協会」など)およびその都道府県組織を起源とする組織で、地域福祉の推進を図ることを目的とする民間団体。略して社協と称する。
民間団体ではあるが、法律(社会福祉法)に定められ、行政区分ごとに組織した団体であり、運営資金の多くが行政機関の予算措置によるものであるため、「公私共同」「半官半民」で運営しており、民間と公的機関・組織の両面のメリットを生かした事業を展開している。例えば、民間福祉事業者と住民と行政機関との橋渡し、福祉施設や団体の連合会とその事務局、各福祉事業者間の利害調整、住民参加による地域福祉の推進、福祉専門職の職員養成、福祉人材の確保、福祉サービスの第三者評価などがあげられる。
対象者
判断能力が不十分な方(認知症などの高齢者、知的障がい者、精神障害者等)
発達障害
適応障害
うつ病
不安障害
パニック障害
解離性障害
強迫性障害
双極性障害
統合失調症
などで金銭管理に困っている人なら対象になるのではないか
契約の内容について、判断できる能力を持っていると認められる方
費用
契約前の調査は無料
契約後の支援は有料
一時間800円~1000円など
申し込み手順
各自治体の社会福祉協議会のホームページを探す
地域福祉権利擁護事業のページを探す
「あんしんサービス」みたいな違う名前だったりする
「成年後見制度」の近くにあるはず
電話番号が書いてあるはずなので、電話する
自宅まで福祉支援の専門員が調査訪問してくる(数回)
どういう状態なのかヒアリングされる
病状
投薬状況
家族構成、家族関係
学歴
仕事(収入)
どれくらい判断能力があるのか確認される
どう困っているか具体的に相談する
ヒアリングをもとに支援計画をつくる
支援計画が審査される
契約する
支援開始
基本的にどこまでやってくれるのか
書類が溜まっている場合
対処が必要な書類の整理
書類の手続きが必要な場合
書類の請求手続きの代行
書類のどこになにを書き込むかの指示、見守り
窓口まで行く必要がある場合
付き添い
電話連絡が必要な場合
電話の指示、見守り
電話の代行
具体的な支援の例
各種支払いの支援
振り込み支払いの支援
銀行窓口・コンビニでの支払いの場合、付き添い
オンラインバンキングの場合、振り込み作業の指示・見守り
支払いを銀行引き落としに変更する手続きの支援
支払いをクレジットカード払いに変更する手続きの支援
支払い対象の例
家賃
公共料金
電気代、ガス代、水道代
給付型奨学金の返済
正社員ではない場合
住民税
国民年金保険料
国民健康保険料
滞納支払い返済の支援
溜まっている請求書の確認・整理
どこにいくら支払うべきなのかを確認して支払いを支援
支払えない場合、支払い免除や猶予のための手続きの支援
不要な支払い契約の解約の支援
国民健康保険から社会保険に切り替わった際の喪失手続きの支援
日常的な金銭管理の支援
収入と支出と固定費などの家計の全体を確認
お金を使いすぎてしまう場合
通帳とキャッシュカードを完全に預ける(銀行の貸金庫で保管される)
毎月または毎週決まった額を渡しに来てお小遣い制みたいにしてくれる
住所変更などの連絡手続きの支援
役所窓口での手続きの支援
役所からの書類の取り寄せ
役所への書類の提出の代行
本人が行く必要がある場合、役所窓口への付き添い
その他
郵便で提出する書類のポスト投函の代行
届いた手紙や封書の内容の確認
無くしそうな書類の貸金庫での保管
領収書の整理分類の見守り