スクラム開発における意思決定プロセスの明確化
成長のスピードを求められるスタートアップにおいて意思決定のスピードは最重要
合議制よりも独裁のほうが速い
平等や公平よりも上下関係のほうが速い
独裁や上下関係のデメリットを押さえつつそれらを組織に取り入れないとスピード出せない
スクラム開発は部分的な独裁制である
プロダクトオーナーが製品の所有者であり製品仕様の最終意思決定権を持つ
プロダクトのビジョン、方向性
プロダクトの想定ユーザー
どの機能を開発するか
どの機能を開発しないか
どの機能を優先的に開発するか
開発チームが開発したプロトタイプを受け入れるか否か
プロジェクトマネージャーは開発チームの活動に関する最終意思決定権を持つ
開発チームとプロダクトオーナーとの間の橋渡しをする
プロダクトオーナーが求めるプロダクトに近づくように開発をすすめる
開発作業の分割、計画、割り当て
開発チームが円滑に開発に集中できるようにする
外部との連絡を引き受ける
タスク割り込みからチームを守る
つまり
プロジェクトマネージャーは仕様を独裁できない
プロダクトオーナーはチームやスケジュールを独裁できない
これによって独裁のデメリットを抑えている
スクラム開発はソフトウェアの仕様をプロダクトオーナーが独裁することによって意思決定のスピードを早める
プロジェクトマネージャーにも開発チームにも基本的に仕様の決定・変更をする権限はない
プロダクトオーナーを説得することはできる
プロダクトオーナー以外にソフトウェアの仕様に関する意思決定に介入する人間がいると台無しになる
参考文献
スクラムの開発における プロダクトオーナー(PO)の 最初の一歩|NTT Resonant Technology|note