経済とおかねの超基本1年生
https://gyazo.com/8bc461f1f0d0feecd9c0557f7d3d64d6
p27 何かを選ぶ上で必ず考えるべきコストが機会費用、逆に絶対に考えてはいかないのがサンクコスト
p44 最低賃金を設定すると、それに見合わない人は雇わなくなるので、失業率が増える
p45 モノの値段は原則は市場が決めるのがうまくいく
p46 高橋是清の話。日露戦争の戦費調達のためロンドンで国債発行、昭和恐慌の取り付け騒ぎ回避のために片面だけ印刷した紙幣を銀行店頭に山積み、不況のときに積極的に公共事業や軍事への投資
p49 ケインズが一般理論を発表する5年前から高橋是清はそのようなことをしていた。リフレ政策によるマイルドなインフレで不況を脱した
p50 合成の誤謬。生産を上げると売上も上がるが、みんながそうすると値段が下がるので損をする
p54 持ち家か賃貸か。家を買うのはそもそも投資。頭金1割で家を買う=レバレッジ10倍で長期投資。借りるほうがむしろ買い物に近い。家に住む権利を買っている。
p57 経済合理的には、様々なリスクを抱えながら長期にわたって金利を払い続けるよりは、できるだけ多くのキャッシュを持ちながら借家に住む方が賢明
p58 持ち家信仰。いままではインフレ傾向が続いていたので、お金の価値が下がって不動産の価値が上がっていた。今後はわからないが、今まで通りには行きにくいのでは
p62 品揃えが多すぎるとかえって売り上げが下がる。情報負荷や後悔回避のため。テレビショッピングは選択の余地を与えず、保有効果を見越した上で返品自由をうたって売り上げを増やすようにしている
p68 資本収益率rにはリスクがあるので、経済成長率gをその分上回るのは当たり前
p75 株式会社は人類最大の発明。利益は無限で損失は出資額までという都合のいい仕組み。積極的にリスクをとって新しいビジネスに取り組める。有限責任。
p83 最も簡単なリスクコントロールは、投資金額を調節すること
p86 もしくは、分散投資すること。株式と債券、国際分散
p88 投資と投機の違い。投機はタイミングを狙って利益を得ること。投資は企業の成長性に注目しているら
p90 投機も悪いことではない。流通市場での取引高が大きくなり、市場に厚みが増す。いつでも適正な価格で換金しやすいということ。
# インデックスとアクティブの関係みたい
p91 世界初の先物取引は日本のことで、江戸時代の大阪の堂島の米取引だった
p93 運用コストをコントロールする。22歳から60歳まで毎月1万円積み立てて利回り3%複利だった場合の信託報酬はは0.2%であれば18万円、1.5%だと133万円
p105 間接金融から直接金融へ。間接金融は銀行がリスクをとる代わりに利益のほとんどを持っていく。日本の個人金融資産は1700兆あり、直接金融がもっと伸びれば、個人も有利に運用でき、企業も調達コストを減らせる
p107 調達方法による区別。株式か債券か。債券は出資ではなく貸付。満期になったら決まった額が帰ってくる
p125 異次元緩和のポイント3つ。1:量的な金融緩和目標を変えたこと。2013年3月に134兆だったのが2015年5月に300兆円を超えた。2:質的な緩和。買い付けする国債を期間の長いものにし、ETFやREITなどのリスク資産も買う。3:インフレにする。消費者物価指数2%を目標
p129 実感がわかない理由。マネタリーベースは増えたが、マネーストックはそれほど増えてない。1441兆円→1221兆円。企業が積極的に設備投資しなかったり、成長分野にお金を回してないから
p134 貿易を考える上では比較優位の考え方が重要
p141 為替の決まり方の理論は2つある。購買力の比率と金利
p149 実際に為替レートを動かすもの。国際収支、ファンダメンタルズ、政策、短期的な資金の流れ
p153 投資を始めるきっかけがFXというのに違和感がある。話を聞いてみると、株はよくわからないがドルやユーロなら海外旅行で使うから馴染みがある。行動経済学でいう、利用可能性ヒューリスティック
p160 税で大切なのは、徴収と分配が公平であること
p162 日本では国な税金を取られる、アメリカでは我々が税金を払うと考える
p162 税金払う義務は当然であるとして、どうやって使うかに注文をつける権利も当然ある
p163 サラリーマンの税の無関心は源泉徴収制度にある
p176 高額療養費制度を忘れない
p177 民間の医療保険は、差額ベッド代などの公的保険で支給されないものをカバーするのが目的
p178 年金保険料は払わない人が必ず損をする仕組み。半分は税金から賄われている。払った税金の中の国の負担分を放棄することになる
p182 国民一人あたり830万円の借金というのはおかしい。我々は誰も借金していない。借金しているのは政府で、しかもお金を貸しているのは我々。国民一人あたり830万円の貸金があるのが正しい
p182 外国からお金を借りている量は少なく、367兆円の貸越しがある。24年連続で世界一。ギリシャやアルゼンチンは海外が保有している国債が多かったから破綻した
p184 財政健全化は必要なことで、経済成長を促す政策が求められる
p191 商売ではおだてられて乗ってしまった方が負け
p192 旅行に行くときは、その間働いていたら手に入っていた収入も考えて、それより旅行のメリットが大きい場合に行く。旅行よりボランティアや家で読書した場合と比較してどれくらい満足度を得られるのか冷静に考えるべき
p195 誰にとってもそれほど価値のないものが、巧みなマーケティング手法で価値のあるように見せかけておるものに気をつける。5割引のスーツなど