最強の先読み投資メソッド
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p16 バフェット指標 GDPと上場株式の時価総額の総和を比較して乖離率から割高割安を調べる
p31 ITバブル以降、全世界な株は同じように値動きするようになった
p33 今は分散投資しても、原油や金でさえ同時に落ちてしまう
p80 天井圏でやってはいけないこと
1. 多額のローンでマイホームを買う
2. 海外旅行に行く。不景気の方が空いてて安いし円高
3. 骨董や絵画を大量に買う
4. 節税目的で賃貸マンション経営。借金して不動産購入は数十倍レバと同じ
5. 脱サラして個人トレーダーになる
6. 高配当株と株主優待銘柄へのシフト。不景気になれば配当は0になるし優待もいつまでも続くものではない
7. 耐火金庫に金地金と現金を保管。銀行より自宅の方がリスク高い
8. 新興市場株で大勝負
p84 天井圏でやっておきたいこと
1. 半年分の生活資金と投資用の種銭を貯める
2. 不動産屋高額商品を買う予定があるなら下調べをする
3. 割高な保険や投資信託を乗り換える
4. 投資対象リストを作成しておく。天井圏では銘柄研究に時間を当てて崩壊してから買う
5. 利用金融機関を分散する
6. 想定されるショック時の行動手順を考える
p89 楽観論に踊らないためには、みんなが注目しているものには投資しないこと
p90 目標株価が上方修正されたら逃げる。特に複数のアナリストがそうしてる場合
p91 前年のパフォーマンスがすごく良かったら手を引く。良いパフォーマンスがずっと続くという考えがバブル
p91 儲け自慢が始まったら要注意
p94 インテリトラップに注意。下がり始めてからの1年間はまだ下がる
p97 頑張り屋さんの強みは投資では弱みになる
p105 半年効果。11月から4月の間だけ投資する
p109 このアノマリーもいつまで続くかはわからない。1月効果は教科書にも乗るようになって消えた
p112 バフェット流大底投資。安く買うのが重要。平時に2割のキャッシュポジションを持てるか
p112 バブル崩壊前は何年間でもキャッシュを温存し、その間にわかりやすい事業で優秀な経営陣で長く続くビジネスのバーゲンハンティングリストを作っておく
p115 買いタイミングの判断は難しいが、恐怖指数を使う。日本株では日経VI、米国株ではVIX指数。普段は20くらいだが、リーマンショックでは90になった
p116 VIXが45%を超えてから35%を切るまで落ち着いてきたら大底投資の出番。保有期間は5年程度とする
p123 ゴールデンクロスとデッドクロスの順張り投資
p126 信用損益率をシグナルに使う逆張り投資
p128 PCレシオを使う方法。プット売買金額/コール売買金額。弱気だと急上昇する。なった5日間移動平均が110%を超えたら底と考えて買いシグナル、10%を下回ったら強気すぎるので売りシグナル
p140 トレーリングストップ。直近の最高値から10%下がったら売る。手仕舞いの手法。始めるポイントは半年投資と組み合わせて10月末とする
# この方法バックテストしてもいいかも
p150 年2,3%の信託報酬のかかる投資信託は避けてETFか米国上場ADRを使う
p156 金に投資するなら金地金でなく金ETFにする
p181 NISAを使うタイミング
直近の高値から日経平均が30%以上下落している
S&PのVIXが45以上となり、その後35以下になっている
保有期間は1回目は5年、翌年は4年
その他のタイミングでNISAを使わない
p181 さらに有効に使うために
日本経済はもうだめと多くのメディアが言ってるとき
証券会社の業績が極めて悪いとき
マネー誌の特集が株主優待とふるさと納税ばかりになったとき
銀行や証券会社がNISAを宣伝しなくなったとき
p189 1994年以降で10年後にプラスになっているケースは、2003年から2012年までと、2004年から2014年までの2回しかない
p189 複利で長期運用は、実際には平均してマイナスの収益率が長続くことがありうる。コストだが複利でかかる
p190 複利コストの比較。投資利回りが同じ3%でも、運用コストが2%と0.5%では10年後に500万円のうち100万円違ってくる
p192 退職世代では自社株投資はリスク管理の大敵
p199 人口動態から期待できる国は、アメリカ、インドネシア、インド、フィリピンなど
p199 ドルコストは右肩上がりを前提としているので、日本株、欧州株、中国株、韓国株に利用するのは避ける
p203 アベノミクスと高橋是清の財政は似ている
p209 物価はあげるが金利はあげない政策
p221 2016年以降に量的緩和バブルが弾けると、2020年代半ばに日本の本当の危機がやってくる
p211 中央銀行間で、通貨供給量増加をGDP成長の範囲で行うみたいな合意が取られると、リフレ政策はバズーカでなく水鉄砲になってしまう
p213 マネタリーベースを上げまくって国債を買いまくると、実質国債がなかったことになる(国債抱え込み)。実際に帳消しにすると格付け機関や海外の債券投資家が大騒ぎするので帳消しはしない。ただ、国債残高が膨らんでも実質返済したと同じになる
p223 山に登ったら下りないといけないと同じように、景気が良くなったら悪くなるのも当然のこと
面白い本だった。いくつか試してみたいこと、さらに考えてみたいことがある