なぜ投資のプロはサルに負けるのか?
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p22 世の金持ち本は3つに分けられる。収入を増やすか、支出を減らすか、利回りをあげるか
p68 競馬のテラ銭25%の威力。100人が100万円ずつ3頭のどれかに掛けてると、第12レースの生き残り者の合計額は317万円にしかならない
p74 投資でも投機でも区別する必要なはないが、期待リターンがマイナスの競馬や宝くじは愚か者のやること
p72 宝くじ効果。99.9%-1000円0.1%+100万円と、99.9%+1000円と0.1%-100万円では、期待値は後者の方が高いが前者を選ぶ人が多い
p77 株式投資で初心者はプロに勝てないと言われるが、プロ同士が競争を演じてるからこそちょうどいい期待リターンのところに株価が落ち着き、素人が安心して参加できる。
p84 株式のリスクプレミアムはだいたい3-6%。販売手数料3%や信託報酬2%とかが貴重なリスクプレミアムを吹き飛ばし、ただのギャンブルにしてしまう。
p97 金利は、今日のお金の価値と将来のお金の価値を結びつけるための定数
p100 現在価値 = n年後の価値/(1+利子)^n
p107 不動産価格 = 年間家賃/利回り
p113 大航海時代と株式会社
p122 株式を、クーポンを配当としてもらう満期が永久の債券だと考える配当割引モデルは、先の配当の予想が難しいので安定した成熟企業にしか使えない
p124 フリーキャッシュフロー割引モデル。会社の事業が将来生み出すフリーキャッシュフローを現在価値に割り引いて、債権者分を引いて株式数で割ると理論株価になる
p125 どんぶり計算をすると、理論株価=妥当なPER/予想EPS(一株あたり利益)
p126 株式投資とは、将来の利益を当てるゲームである
p129 投資は、科学よりは芸術に近い
p147 効率的市場仮説をみんなが信じるとだれも株価予測をしなくなり、市場が新しい情報を織り込まなくなる
p153 活発なマネーゲームにより、正しい企業に正しく資金が供給され、社会全体が正しく発展する
p164 ポートフォリオによるリスク分散効果は、マーケットで必ずなくならない唯一のフリーランチ
p167 マーコビッツのポートフォリオ理論
p171 安全資産と接点ポートフォリオを組み合わせることで、有効フロンティアの外にある直線上のリスクとリターンを実現できる
p173 企業が3つ、投資家が3人しかいない世界で時価総額の1/3以上の株を保有すると、必ず誰かがバカになる
p174 やし3人のポートフォリオは、市場のすべての銘柄の時価総額の比率以外ありえない
p174 市場が完全に効率的な場合、接点ポートフォリオは、市場そのものの縮小コピーである市場ポートフォリオでなければならない
p182 プロが頑張れば頑張るほど市場は効率的になっていく
p183 インデックスファンドが増えすぎると、誰も証券の正しい値段を考えなくなり、少数派になったアクティブファンドがぼろもうけできるようになる
p184 ただし実際はそうはならない。人間にはオーバーコンフィデンスバイアスがあるから
p184 市場が効率的ならインデックスファンドが最善だが、市場の効率性はアクティブファンドの投資家のコストにより実現されている
p185 インデックスファンドを優位にするためのコストはすべてアクティブファンドの投資家により支払われている。ただ乗りしてる格好
p200 どの会社やどの物件に投資するかよりも、資金をどのように株式と不動産に割り振るかのほうがはるかに重要
p201 資産運用の成否は、個別の銘柄選択でなくアセットアロケーションで決まる