火星転送問題
ちゃんと読んだことないけどおそらくパーフィットの思考実験の話 瞬間転送する際は分子レベルに分解して再構成するという動作が必要になる その通った自分はオリジナルかどうかみたいな話
私見
その人は自分かどうかという視点で考えるよりも、どちらかというと人は何をもってしてその人はその人だと認識しているのかという部分に着目して考えたほうがいいと自分は思っている
事実、無機質な物を転送したとしても依然同じ物だと認識する人は多いと思う 植物はどうか?
犬はどうか?
ぬいぐるみは?
コンクリは?
多くの人は有機物には魂があると認識しているからこそ上の事例が起こった際に「別の自分が生きていっている」という感覚を持つ 実際には記憶も自分の体もすべて分子で構成されているのでそんなものはない
人間の死も魂が抜けるのではなく、少しずつ劣化していき動かなくなる
機械と一緒
記憶が引き継がれているのであればその人は同じ自分だと認識するのが正しいと思う
また、無機質なものを複製したとしても、元の物がある人にとって手慣れたものや思い出のあるものだったとしたら同じものとしては見られない
居場所の場合も同様である
人、生き物、物に対する懐き自体が重視されていて、それが魂とも言えるかもしれない
誰も観測してないものが複製されたとしてもそれは誰も気にしない、2つを同じ物と見なす
人は3ヶ月で細胞が入れ替わるが、連続的であるので別物とはカウントされない
これもまたグラデーション
転送ではなく、同時に2人存在するようになってしまった場合はどうか
当然その後全く同じ体験をしていくわけではないので、細胞が同じだろうが2人は少しずつ他人になっていく
重複して存在するようになるまでのすべての条件(体験)が同じであるというだけ
それは普通の人間でも同じだと思う
双子とかはかなり近いが、分子レベルですべて一緒というわけではない でも双子は魂が違うから違う人間というわけではない
というところまでを主張している人は別に僕以外にもいるだろうし人によってはこの考えは「まだそこ?w」という感じでもあると思う