漫画のコマ
そもそも漫画は文章や映像と違って右から左に流れている
それは縦書きの日本語に由来している?
ゆめのあとでコマのことに注目してそれぞれの役割について自分で書いてる 漫画、コマの空間的な配置を時間的な配置に読み替えるという試みをしていて、実はこれってめちゃくちゃ面白いんじゃないかと思っている。
突き詰めると佐藤雅彦的な「差分」の考えにたどり着く。Aという状態を認知した後にBというコマに目を移すと、脳内でその差分が処理され、時間に読み替えられる。
逆に、状態から状態までにどれくらいの時間がかかるのか、ということに関する経験的な記憶が私達の脳内には存在するので、コマとコマの差分の大きさを変えることで時間の圧縮、伸長もできる。
「引き金を引く」→「頭に風穴が開く」という2コマも「目覚ましを止める」→「パンをくわえて家を出る」という2コマも同じ2コマなのだけれど、そこから読み取られる時間の幅はそれぞれ変わってくる。
漫画のコマというのは時間にキーフレームを打ってそれを空間的に配置する試みなんですね。
よく考えるとコマごとに視点や場所も切り替わるわけだから、正確には四次元時空間にキーフレームを打って二次元平面に配置する試みと言ったほうがよい。
ここまで分析して「四次元時空間」→「二次元平面」という変数が出てきたわけだけど、そうなるとこの2つをいじることで新しい表現媒体が生まれる可能性が出てくる。例えば出力形式を「三次元立体」にすると「立体漫画」が誕生する。四次元時空間の時間を削ぎ落とすと「時間が経過しない漫画」になる。
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実はガッツリ枠から出ている
コマに収まり過ぎていると窮屈に感じる?
ウルトラヘヴンは本当に漫画というフォーマットを保ちつつ絵画を書くのが上手いと思う トリップには時間的感覚が無い