化け猫あんずちゃん

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監督

まずすみません、色とアニメーションが良すぎます

特にアニメーションに関していえば、ロトスコープって割とマイナスなイメージあると思うけどマイナスな面は一切ない

それはもうティザーの時点でわかることではあるが

そもそもこれはロトスコープと呼んでいいのか？

レイアウトとカット割（あと声？）を実写側に任せているような感じだと思う

実際、実写撮影にはどのぐらい久野遥子さんは介入していたんだろう

あと色に関してなんですけど、すみません、撮影のクレジットってありました？

なんかほぼなかった気がするんですけど、美術の時点でいかれた色彩してるってことですか？

色彩さんがすごいのか？

多分撮影の人いてもかなり少ないと思う

最後のかりんちゃんが走っていくカット、KunoYoko Animationすぎる

実際には原画にはクレジットがなかった(？)ので別に担当してないかもしれないが

閻魔が母親に「その覚悟があるんか？」と聞くシーンめちゃめちゃ凄みがあった

光はほぼリムライトのみ、顔は黒く、水彩画のようなノイズを乗せて、目だけを光らせる

鬼がバスにのって帰るシーン、バスに反射してる光が全部作画で声出そうになった

スーパーカーの作画にも笑った　すごすぎて

かなりクレヨンしんちゃんだ　とも思った

内容的にもアニメ的にも

バイク載ってるってことは化け猫も免許取れるんだな～でもヘルメット被ってないけど…免許持ってる？と思いながら見てたら捕まって笑った

チャリパクられたときのリアクションも生っぽい感じで良かった

…？ん？…え、ない え？！無い！？

あれは役者一人ひとりが、どういう感じで演じるかも考えているからこそ起こるやつかな

あんずちゃんがチャリパクられて「盗もうという行為がゆるせん」て激怒してたのに、鬼から逃げる際にはまったく意にも介さずこともなくスクーターパクってて笑った

一時的な、その時々での気持ち・倫理観・スタンスの決定は現実でも往々にしてあるよね　とも思った

なんでゴキブリがかりんちゃんのこと知ってるんですか？と思った

あのきのこの人はそこまでの強いネットワークを持っているんだろうか

東京の墓ビルに住み着いているゴキにまで知られているというのはもう生物全員が知ってるレベルじゃないか？

「あにき、コーヒーでいいすか？」

猫にコーヒーがいいわけないだろ！！！！

飲むんだ…

てなった

かりんちゃんが同年代の男子に全く興味がないのかと思えば、普通になんか結婚とか駆け落ちとか言い出してすごかった

結局は「受験が終わってからにしない？」て言われたり、「絶対結婚しようね」って言っても「お互い勉強頑張ろうね」と返されたり、オワ～～～ってなった

かりんちゃんはこの男子に何を求めていたのか、と言われるとわからない　本気で駆け落ちしたいと思ってたのか？

わざわざ一人になりたいのって言ってから真っ先に行ってるのを見るに、母親以外での唯一の東京の未練だったのかな　と思った

ここ…なんか…どうなん…？みたいな墓に行ったことがあるし、少女終末旅行での墓の扱いにも似ているなと思った

ビルにあると墓の威厳さというのはまったくないよな　石でもないし　ロッカーだし