カラースクリプト
通常のアニメーション制作は、制作過程で線画を描くセクションと彩色をするセクションが分かれています。そのため作画スタッフがいい線を引いたとしても、彩色に移ると線の持ち味をどのように活かすべきかが十分に伝わらず、どうしても元の線の良さが失われてしまいます。それを補うために、全体的な視点から線と色の療法を総括して監修する立場のスタッフが必要になるんです。それが先ほどお話しに上がったカラースクリプトというセクションで、線やコンテの情報だけではなく、色が持つ情報も合わせることで、視覚的に観客を魅了するんです。