過充電で壊したOura Ringに思いを馳せる
アドベントカレンダーの記事をScrapbox書いております。執筆中すぐわかったのですが、Scrapboxはブログというよりメモに向いているサービスですね。少々読みづらいかもしれませんが、それでも書いてみます。
表題の通り、愛用していたOura Ringを過充電で壊してしまいました。充電器の上に置いたまま4日ほど放置していたら、バッテリー持ちがほぼ皆無となり、使い物になりません。今年の8月の出来事でした。 過充電はやってはいけないとサポートの方に書いてあったので、完全に僕の過失となります。保証は購入から2年間有効ですが、2020年の6月に購入していて2022年の8月に壊れたので2年は経っていますね。 新しいOura Ringを買うかどうか悩んだのですが、やめることにしました。自分の健康状態を可視化することに興味を持ち、購入してから2年ちょっと。僕には不要なアイテムだということにようやく気づきました。
社内でも徐々にOura Ringに対する認知度が高まってきていて、購入を検討している方が多い印象を抱いております。
ということで本記事はOura Ringについて、下記のようなことをつらつらと書いていこうと思います。
買った方が良い理由
買わない方が良い理由
体調変化の面白ハイライト集
Oura Ringそのものが何か?という情報については数多のブロガー・アフィリエイターが書いてくださっているので適宜ググってください。あくまで本記事は僕自身の感想ベースで書いていこうと思います。
買った方が良い理由
ざっと下記のようになります。
健康状態を知るには十分な情報量
就寝時につけていても邪魔にならない
電池のもちがよい
健康状態を知るには十分な情報量
日々の体のコンディションを知るには十分な情報を得ることができます。具体的に何を得られるのかを書こうかなと思ったのですが、Oura Ringのスペック関連の情報は数多のブロガー・アフィリエイターがすでに書いてしまっております。私が書くまでもなかったので、みると良さそうなURLだけ貼っておきます。
ちなみに歩数に関してはきちんと計測できているか怪しい日がまれにあって、リモートワークでほとんど歩いていないのに数千歩あるいているとみなされてしまいました。もしかしたらキーボードをタイプしている動作が、歩いているものと判断されてしまったのかもしれません。指にデバイスをつけているので、この辺りはしょうがないですね。
自分は日々のコンディションに応じて、仕事を変えたりしていました。コンディションがすぐれないときは軽めの仕事をしたり、逆に良い時は高い集中力を必要とする仕事をしたり、というような使い方を取っていました。
就寝時につけていても邪魔にならない
神経質な方でも問題なくつけていられます。かく言う自身も神経質でして、下記のような感じです。
自分の家以外の布団だとなかなか寝付けない
隣人がうるさいので寝る時毎日耳栓をつけるが、途中で目が覚めて外してしまうことが多い
知覚過敏の改善としてマウスピースをつけて寝ろと医者に言われたが、寝れないから外してしまう
しかし指輪であれば問題なくつけていられました。何かを身につけている感覚はほぼないに等しいです。おそらくApple Watchなどの腕にはめるデバイスであれば難しかったでしょう。
電池のもちがよい
僕のように過充電をしなければ、基本的に電池のもちは良いです。サポートに書いてある通り、平均してフル充電で7日間持続します。利用していてもこの体感は変わらなかったです。 僕はお風呂に入る時間帯だけ毎日充電するスタイルを取っていましたが、7日間の間に1度充電すれば良いのでさまざまなスタイルを取れそうです。
充電式のデバイスでここまで電池持ちの良いものは、初めてでした。
買わない方が良い理由
過充電で僕がOura Ringを壊した際に、買い直さなかった理由を書いていきます。これからの購入を検討されている方にとっては「買わない方が良い理由」となりうるかもしれないので、見出しにはそう書いています。
なんやかんやでアプリを見ない
健康状態の情報を有効活用できない
出ている数値と体感の体調にギャップがある日がある
なんやかんやでアプリを見ない
結局のところ見ません。
ここまでOura Ringの良い側面を書いておりますが、Oura Ringが提供しているアプリ(iOS・Android)を参照しないとその側面を享受することはできません。怠惰な僕は、日々の健康状態の確認を怠るようになっていました。
Apple Watchなどのウェアラブルデバイスですでに健康状態を測っていて、なおかつOura Ringの購入を検討されている方は胸に手を当てて聞いてみてください。「きちんとチェックしているか?」と。
まずはきちんと習慣的にアプリをみる癖をつけないといけません。そしてただみるだけではOura Ringの価値を最大化できません。この話が次の理由になります。
健康状態の情報を有効活用できない
自分の健康状態を知って「ふーん...今こんな感じなのね...」と思うだけで終わってしまいました。せっかくならどんな生活が自分のコンディションとしてベストなものなのか、理解しながら使いこなしたいですよね。
しかし日々の生活で行っていることや天候などの外的要因がどのように作用するのか、その因果関係や相関関係を見出すにはそれなりのコストをかける必要があります。
例えばOura Ringは消費カロリーの情報は取れても、具体的に何の運動を行ったのかは自動で取れません。また、心拍数の情報は取れても、その日にどんなストレスフルな仕事をしていたか、ショッキングな出来事に出くわしたかといった情報は取れません。
これはタグという機能を用いて補足することができます。日常でどんなことをしたかをタグ付けして記録する機能ですね。 しかし活用するためにはこまめに入力をしていく必要があります。僕はこまめに入力できるようなタイプではありませんでした。
Oura Ringは非常にすぐれたデバイスですが、心身の健康を向上させるためにはこまめな入力を怠らないすぐれた人格が求められます。健康状態を確認したいだけであれば、非常に有用なものではあるのですが。
出ている数値と体感の体調にギャップがある日がある
睡眠は十分に取れていて、健康状態の数値も十分に高いにも関わらず「あれ、なんかすごく眠いな...」と思う日が稀にありました。逆に数値が低くてもスッキリしている日もありました(その日の前日に紹興酒を飲んでいたからかな...)。同じOura Ringを利用している知人も同じようなことを言っていたので、数字は過信できるものではないのかもしれません。
もちろんおおよそは数値と体感の体調は一致しているので問題はないのです。しかし差がある日があるというのは事実なので、再購入を踏みとどまる理由の一つとなりました。
体調変化の面白ハイライト集
以降は僕がOura Ringを2年ほど使ってきて面白いなと思った体調変化をハイライトしていきます。思い浮かんだのは下記のようなところですね。
コロナワクチン
元恋人と別れた時の心拍数の減り
コロナワクチン
ワクチンでダウンした日の体温はきちんと平均体温よりも高くなっておりました。購入してから始めての高熱だったので、上がっていることを数値として確認できたのが嬉しかったです。
https://scrapbox.io/files/639870d180ce27001d4ae12d.jpeg
元恋人と別れた時の心拍数の減り
2022年の初め頃に当時の恋人とお別れしたのですが、その後の心拍変動(HRV)がピーク時の半分に減っていました。
1枚目のスクリーンショットは2021年10月第2週あたりの心拍変動です。全体を通しての平均が真ん中の点線なので、普段より高いですね。この時は旅行直前あたりだったのでウキウキしていたのかもしれません。
https://scrapbox.io/files/6398743d3d1add001d02bd7d.jpeg
2枚目のスクリーンショットは2022年1月第3週あたりの心拍変動です。1枚目とは打って変わって低くなっています。画像の右側をみるに回復傾向に見えますが、以降も平均を下回ることが多かったです。
https://scrapbox.io/files/639874414c8fba001e46a81e.jpeg
ちなみに心拍変動(HRV)とは?という解説がOura Ringのサポートに書いてありました。
通常の範囲よりも低いHRVレベルは、体に過度の負担がかかっている兆候です。 より低い結果は、次の影響による場合があります。
- 脱水症状
- 飲酒
- 深夜の食事またはトレーニング
- 病気
- 急性および長期のストレス
- 夜間暑い寝室
- 時差ぼけや睡眠パターンの乱れ
- オーバートレーニング
まさに「急性および長期のストレス」だったのかもしれません。
終わりに
僕がOura Ringを買い直さなかった理由をつらつらと買いていきました。
デバイスとしては非常にすぐれているので、単に健康状態を知りたいだけであればおすすめできる商品です。
ぜひ購入を検討してみてください。