「インターネット漂流記」1994年
大学の研究室、電機メーカー、ソフトウェア会社勤務の3人の方による共著です
インターネットって何?
何ができるの?
どうやったら使えるの?
という本です
https://gyazo.com/0d734af09bd9b2935db49c1454ce6a0d https://gyazo.com/5c958eaa8930b5404587be33be0bc199
インターネットを使うには
「黒い画面上でコマンドを打つ」
そういう時代でした
主な用途として詳しく紹介されているのは
・電子メール
・NetNews
離れた場所にある情報にアクセスするにはtelnetやftpを使っていましたが
新しく開発されたソフトウェアとしてWWW、Gopher、Archieが紹介されています
https://gyazo.com/405896f2a5b48e2ecb88bfe0e7dbfe32 https://gyazo.com/026162b96e13a09cd0ce75327744c9a7
ちなみにこの本は全編会話形式
A「WWW、初めて聞くことばですね」「すごいですね。テキストだけでなく画像も扱えるんですね」
B「WWWのサーバはアメリカを中心にたくさんある。俺の知ってる国内のサーバは10ヶ所ぐらい」
1992年まで日本のインターネットは学術研究のみに使われていました
1993年から商用利用が開始されましたが、まだまだ個人が利用するにはハードルが高い時代でした
方法の一つとしてはNIFTY-Serveなどパソコン通信からのインターネット接続
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この本で紹介されている個人でのインターネット接続の方法です
1.パソコン通信からの接続
2.コールバック装置で会社のネットワークにアクセス
3.パソコンにUNIXをインストール
ちなみにNIFTY-ServeではWWW利用不可でした