スプリントレビューで利用者を呼ぶことができないと何が困る?
スプリントレビューで利用者を呼ぶことができないと何が困る?
まず1つは、自分たちがこのスプリントで実現したインクリメントが本当に役に立つのか?を検査する機会を得られないということになります。 スプリントレビューでの利用者からのフィードバックは、この先の方向性を検討する際のインプットの1つです。近い話で言うと、次のスプリントに投入するPBIを決めるヒントにもなります。
つまりスプリントレビューで利用者を呼ぶことができず、フィードバックを得られないとしたら、自分たちが進む方向について自信を持てないまま進むことになります。
そしてそれはもしかするとムダな時間を過ごすことになるかもしれません。
スプリントレビューで利用者を呼べないということは何を意味するか?
呼べない理由やプロダクトの状況にもよりますが、自分たちは直接利用者に来てもらうように依頼することができない構造がその理由かもしれません。
例えば、利用者と会話をするのは営業部門しかできず、またその営業部門が(利用者に負担をかけるなどの理由で)利用者にスプリントレビューに参加してもらうことを依頼することに消極的な場合などです。
このような事象はスプリントレビューでうまくフィードバックを得られないこと以外に"プロダクトの成功に必要な人たちとの関係性"の状態を示しているとも言えます。
このこと自体を1つのフィードバックととらえ、"プロダクトの成功に必要な人たちとの関係性"を改善していくための活動に取り組むのも1つのアプローチと言えます。