Hot-air Balloon – Bad Weather
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Hot-air Balloon – Bad Weather
ふりかえりの手法の1つ。以下の4つの切り口で話し合う Hot Air(熱気、熱風):自分たちの状況を好転させていることはなにか?
Sandbags(砂袋):自分たちの状況の進捗に足を引っ張っている、重荷となっていることはなにか?
Storm Cludes(嵐):自分たちのこれからの状況に起こりえそうな問題や障害などはなにか?
Sunny Skies(晴れた空):自分たちのこれからの状況に起こりそうな良さそうなことはなにか?Sandbags や Storm Cludes を解消、小さくするためにできそうなことはなにか?
Hot Air と Sandbags はすでに起こっている事象や現在進行形の事象にフォーカスしている。一方で、Storm Cludes と Sunny Skies は今後の未来の事象に対してフォーカスしている。
タイムボックスの例
※1時間の場合
チェックイン(5分)
Hot Air と Sandbags について話す(15分)
Storm Cludes と Sunny Skies について話す(15分)
次になにをするかをアイデアを出して選ぶ(15分)
場のふりかえり(5分)
進め方Tips
それぞれの項目について特に影響を与えている/与えそうなものをピックアップするのもいい
例:「この複数の砂袋の中で一番重いもの(=影響を与えている)のはどれ?」
Storm Cludes と Sunny Skies を出す時に、広く集めてもいいが、目指しているゴールに達成するためという切り口を設定するのもいい
例:「3ヶ月のXXというゴールに到達するために待っていそうな嵐(=起こりそうな障害)と晴れた空(=助けになりそうなこと)はなに?」
Sunny Skies を次になにをするかのアイデア出しに絞るのもいい
例:「より高く上るため、嵐を避けるためにできそうなことはなにか?」
感想
過去・現在(Hot Air と Sandbags)と未来(Storm Cludes と Sunny Skies)を同時に扱うことになるため、複数の時間軸での情報が集めやすい
深掘りするかをうまく選ばないと、出すだけで時間切れになりがち
直近1,2ヶ月をふりかえる際にHot-air Balloon – Bad Weatherを使うなら2時間くらいある方が深く話せる
Hot Air と SandbagsはKPTのKeep、Problemと同じような切り口だが、Hot Air と Sandbagsの方が質量ともに良さそうなのが出てくる印象が強い(熱気球というメタファがそうさせているのか?) ふりかえりの基本の型のうち"データを収集する"にフォーカスしているので、"アイデアを出す"ところは別の問いかけが必要になる 資料