相談するときには自分の意見も持っていくようにしてみる
このメモは?
伴走先の現場で書いた、新卒、初学者、相談する人向けの文章です。
これは絶対的なルールではありませんが、相談の際に考慮すると良い1つの切り口です。
自分の意見を持つことの重要性
先輩やリーダー、マネージャーに「これ、どうすればいいですか?」と相談したとき、「で、あなたはどう思う?」や「どうしたらいいと思う?」「どうしたい?」と聞かれたことがあると思います。
もちろん、文脈や事柄にもよりますが、相談を受ける側はその問題を解決するだけでなく、相談してきた人の成長も考慮しています。特にマネージャーにとって、メンバーの成長は大きな成果の1つです。
そのため、誰かに相談する際には、相談相手にすべてを委ねるのではなく、自分なりの考えや意見、希望を持っていくことで、相談がより効果的になります。
具体的なアプローチ
例えば、「プロジェクトの進め方」について相談する場合、過去の経験をもとに、「以前はこの状況でこんなことをやった。今回もその取り組みをベースにやってみると良いと思うが、どう思う?」と提案することが考えられます。
似たような経験がない場合でも、類似の経験から類推したり、外部の情報(書籍、インターネット、生成AIなど)を使って「自分はこう考えて、これをやった方が良いと思う」と伝えてみるのも一つの方法です。
抱え込みすぎないために
自分の考えや意見を持つことにこだわりすぎて、一人で抱え込んでしまうこともあります。この場合は、その事柄の前提条件を確認し、相談する相手の期待をすり合わせた上で取り組むと良いでしょう。
自分の成長のために
相談する側は「こんなことを相談していいんだろうか?」とか「自分の意見が間違っていたらどうしよう」と不安に思うかもしれません。しかし、自分の考えを伝えることは自分の成長にもつながります。さらに、自分の意見や考えを持った相談は、相談を受ける側も議論や対話を通じて成長の機会となります。
相談を受ける側の対応
相談を受ける先輩やマネージャーは、「これってこうすればいいよ」と答える前に、「あなたはどうしたい?どう思う?」と尋ねてみることで、相手の成長を大いに助けることができます。