期待する結果・制約・裁量・背景を伝えられているか?
期待する結果・制約・裁量・背景を伝えられているか?
マネージャーが(チーム)メンバーになにかお願いする時に以下のような内容を適切に伝えているか、伝わっているかを確認してみると良いです
期待する結果:ゴールや目的地と表現されることもある
例:既存顧客が自社のWebサイトで新商品に気づくようにする
制約:期待する結果を実現する際に考慮する要素や守る必要のある条件
例:8月1日に公開する/スマホで見てもレイアウトが崩れない/予算は50万まで
裁量:期待する結果を実現するためにやっていいこと、活用してよい状況など
例:外部パートナーにお願いしてもいい/ツールは好きなものを使っていい
背景:(とくに)期待する結果を得たい理由やそれが実現されることの意義や狙いといったこと
例:既存顧客に新商品を気づいてもらうことで古い商品からを乗り換えを促して利益率を向上したい
期待する結果・制約・裁量・背景を伝えるとなにが嬉しいのか?
自己組織化を促進できる
自分たちの判断と創造力を用いて、より良い成果を目指すことができるようになります。例えば、裁量を与えられたメンバーは、与えられたタスクを遂行する方法について、より効率的または革新的なアプローチを模索し始めるかもしれません
モチベーションが向上する
期待する結果や背景を理解していると、その成果がどのように組織全体の目標に貢献するかを認識し、よりモチベーション高く取り組みやすくなります。
上記のようなことが伝えずに、また、伝わらずに作業内容(「Webサイトに新商品をアップして」)だけを伝えてしまうと、メンバーはそれをただ作業だけをやるようになってしまいます。逆に上記のようなことが伝わるとチームやメンバーは自分たちで工夫をして、より結果の質を高めようとしたり、早く、うまく終わらせる方法を見つけようとしたりします。
さらにこれらをうまく伝えることでマネージャーは具体的なやり方といった細かいことまで指示しなくよくなり、未来のことを考えたり、全体的な戦略を考えるといったマネージャーが本来リードすることを期待されている事柄に集中できたりします。
参考