プランニングポーカーでの「なにかわからないけど5」という言葉
状況/背景/コンテキスト
プランニングをしているが、まだリファインメントが十分に機能していないかもしれないチーム
あるPBIにポイントをつけるためのプランニングポーカーで「なにかわからないけどとりあえず5」という言葉が多くのメンバーから出てくる
問題
もし次のスプリントで投入しようというPBIに対してこういう言葉がチームから出るのであれば、そのPBIへの理解や解像度が低いことを示唆している可能性がある
おそらくそのPBIをそのままスプリントに投入したとしても途中で、PBIをDoneにするのに事前に理解しておく必要があったことに対する疑問などが出てきてチームの進むが止まることが起きやすくなる
解決策
リファインメントなどでPBIの解像度を上げる活動を行う
(もし)プロダクトやそのドメインそのものに対する知識が欠けている場合には、 LearningSession など学ぶための時間を取り、知識のベースラインを底上げする
結果
チームとしてより理解した状態でスプリントに入ることができる
補足
わからないということを表明した人に感謝を伝える(それによって現状を明らかにできたので)
単純にリファインメントをやっていなかった場合もあるが、そのようなリファインメントが効果的に機能しづらい環境がある可能性もある。このあたりはスクラムマスターが観察したり、チームがいくつか実験しつつ、うまくいくやり方を見つけるのも1つのアプローチ