ふりかえりで話し合う価値がある課題の見つけ方
ふりかえりで「うまく課題を見つけられない」と困っているチームを見聞きします。 そういう時に使える質問の例を書いてみます。
ふりかえりでなんとかする意義のある課題を見つけたい時の質問の例
「その出来事によってどんなことが起きましたか?」
「その出来事をそのままにしておくと今後どんなことが起きそうですか?」
メモ:未来の推測はややもすると"起きるかわからないことを気にしすぎてしまう"落とし穴があるので、まずは過去の事実を見つけることを優先することが多いです
「その出来事によって起きたイヤなこと、困ったことはなんですか?」
メモ:人によっては"問題"という言葉よりももう少しハードルの低い言葉を使った方が出てくることもあります
「その出来事は本当はどうだったら嬉しかった?理想だった?」
メモ:理想、ありたい姿といったことを起点にすることでより課題が明確になることもあります。
課題に個人ではなくチームで向き合う
ちなみに上記の質問はその出来事を出した人だけでなく、チームで向き合ってもいいと思います。
むしろ私はチーム開発の観点からその方が望ましいと考えます。
たとえば、ペアで一緒に仕事をしていた人、Slackでやりとりを眺めていた人、朝会でその話を聞いていた人(だいたいチーム全員)が、誰しも「あ、その出来事でこんなイヤなこと起きていたね、そういや」「本当はこうだったらよかったよねー」といったことをその場に出していきます。
そうすることで出来事からより良い課題を見つけることができていくんじゃないかなと思います。