「こういう人ですよね」と言われたときに考えること
「あなたってこういう人ですよね」と言われることは誰しも経験があると思ういます。自分がそう言われたときにはまず「伝えてくれてありがとう」という感謝の言葉を伝えるようにしています(できるだけ)。
ただ、それだけでは終わらせず「どのような行動や言動を見てそう感じたのか?」を聞くこともあります。もちろん、ただ1つの行動、言動でその印象を持つこともあれば、ある程度の期間における複数の行動が影響していることもあるので、明確に"この行動"というのがわかることはそれほど多くないかもしれません。それでも、たとえその一部分としても聞けると役に立つと考えています。
役に立つ理由として「自分の行動がどう見えているかを知る」「相手の認識(の一部)を知る」の2つがあると考えています。
1. 自分の行動がどう見えているかを知る
自分の行動がどのように他者に見えているか、またどんな影響を与えているか知るきっかけになります。自分が思ってもいない見え方、影響が発生しているならそれに気づかせてくれます。これが意図したものでなく、かつ、(自分が)望ましくないと思うものなら、修正する機会にもなります。また、それを相手に「こういう意図のつもりだった」と伝えることで相手が認識、理解をアップデートできる機会にもなります。
2. 相手の認識(の一部)を知る
もう1つは、教えてくれた相手の物事の見方を知ることができるという点があります。相手がどのような行動を見て、どんな認知をしたのかを聞くことで、その人の見え方、視点といったものにちょっとだけですが触れることができます。
この見え方、視点は当然相手の全てではなく一部でしかないことは忘れないようにしています。
良し悪しの話ではなく純粋に「こういうふうに見えるんだ」という発見として面白いと感じています。
「あなたってこういう人ですよね」という言葉がきっかけに、自分がどういう風に見えているか?ということを知り、その行動や言動をふりかえってみる良い機会になります。さらに他者を(一部ではあるけど)理解するきっかけにもなります。