好奇心のサブセットは「吸収」と「更新」
なんでも知りたがる貪欲な「好奇心」
「好奇心(Curiosity)」のサブセットの一つ目は「吸収」だ。 例えば、ありとあらゆる森羅万象を知りたがるさまーーー例えば、”なんで電線にはとが止まっても感電死しないのか”などという子どものような疑問を大人になっても持っている人がいる。「とにかく知りたい」「なんでも吸収したい」という方向の好奇心だ。
古い知識を瞬時にアップデートできる「好奇心」
もう一つが、古い知識をアップデート、つまりいったん思い切って解放して「更新」する方向の好奇心だ。 「以前はこうだったが、最近新しい説が生まれ、今後はこうなる可能性がある。だからこちらの方法を採用すべきだ」というふうに、古い考え方をサッと捨てられる好奇心だ。
例えば、ものすごく「吸収」の幅が広くて深いけれど、「更新」力の低い人というのがたまにいる。ステレオタイプかもしれないが、”二流どころの大学教授”がそれにあたるだろう。こういうケースの場合、仮に「吸収のスコアが5点満点で5点で、「更新」が2点だとすると、総合した「好奇心」の最終評価は3・5点にとなる。あくまで概念的な計算になるが、そのように考えるといいだろう。