大きな三つの行動特性
大きな三つの行動特性
重要なコンピテンシーのうち、一つ目は「成果志向」だ。何かのノルマを課せられたときに、成果志向が低レベルの人は「難しいとやめてしまう」、中レベルの人は「絶対にやり遂げ、目標なんとか達成しようとする」、高レベルの人は「目標は超えることが当たり前で、そのための動きが早期から逆算でき、目標超えの結果をくりかしてナンボと考える」という具合で、階段上にスコアリングできる。 二つ目の「戦略志向」も多くの現場で重要視されるコンピテンシーだ。低レベルの人は「自部門の戦略を立てることはできる」。中レベルの人は「自社全体の戦略を策定できる」。高レベルの人は「業界や産業全体の戦略を立てられる」。 「ビジョン達成のためにどんな方法を取るのか?」
「他の人たちと違うやり方をするのか?」
「独自の道を見出すのか?」
「競争上の差別化要因をどうやって作っていくのか?」
このように、具体的な中身の高度さ、緻密さを探っていく。
「現状打破のために何をするべきか?」
「変化の方向性はどのようなものであるべきか?」
「どうすれば、人々が熱狂して変革に取り組めるか?」
その他、他人と協調できるかどうかや、人を育成する能力があるかなど、さまざまなコンピテンシーがある。