プラグインのパッケージ化
このページは映像エフェクトプラグイン作成入門の一部です。
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この記事では作成したプラグインを配布できる形にパッケージ化します。
準備
コード内にエラー箇所がなく、YMM4上でも問題なく動いていることを確認してください。
また、デバッグに使用したコードがある場合はコメントアウトして無効化しましょう。
配布するプラグインには必要な処理のみが含まれるようにしてください。
リリースビルド
これまで行っていたビルドはデバッグビルドといって、開発中に使用するビルドです。
ユーザーに配布するdllはデバッグビルドではなくリリースビルドしたものにします。
まずはデバッグビルドからリリースビルドに切り替えます。
画面左上のDebugと書かれたボックスをクリックしてReleaseに変更してください。
https://gyazo.com/6577cab5ba5c22c3a03fda094680c30b
これでリリースビルドが行われるようになりました。
開発中と同じようにF5キーや画面上の緑▶ボタンでビルドを行ってください。
https://gyazo.com/8b72d3ebe11f193c9de76f9cc5342e6d
このようなメッセージが表示されます。
➝デバッグの続行(今後確認メッセージを表示しない)を選択してください。
https://gyazo.com/a88a07b2b8cc23fc429af849ff26b543
通常通りYMM4が起動します。
YMM4はすぐに閉じて構いません。
ビルドされたdllを確認します。
プロジェクトを右クリックして、エクスプローラーでフォルダーを開く(X)をクリックしてください。
https://gyazo.com/8100d5da8ca5be3709dc8290f17e5902
bin > Release > net9.0-windows10.0.19041.0フォルダ内にプロジェクト名.dllというファイルがあります。
今回はVideoEffectPluginTutorial.dll
そのファイルをどこかにコピーしてください。
Readme.txtの作成
Readme.txtというファイルを作成して、ユーザーに読んで欲しいことを記述してください。
ここに書いた内容はプラグインのインストール画面に表示されます。
プラグイン名, 製作者名, 配布場所, 使い方などを書くといいです。必要ならプラグインの利用規約も書きましょう。
ymmeにパッケージ化
先ほどのプロジェクト名.dllとReadme.txtを一つのフォルダーに入れてください。
このときのフォルダー名はバージョン間で同じものを使用してください。つまり、そのプラグインの新バージョンを作った際にはこのフォルダー名は旧バージョンと同じにしなければならないということです。
こうすれば新バージョンをインストールしたときに旧バージョンが上書きされるので、ユーザーが旧バージョンを削除しなくてよくなります。
次にフォルダーを右クリックして圧縮先... > ZIP ファイルを選択してください。
(または送る(N) > 圧縮(zip 形式)フォルダー)
https://gyazo.com/cf83548764b0baf02dc1f55e15e30890
生成されたzipファイルの拡張子をzipからymmeに変更してください。
このymmeファイルの名前はバージョン間で違ってもいいです。
ymmeのファイル名にプラグインのバージョンを入れるとユーザーが管理しやすくなります。
確認
正しくプラグインをインストールできるか確認します。
作成したymmeファイルをダブルクリックしてインストールを行ってみてください。
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