RubyKaigi Takeout 2021 感想
見る前は「話が難しくて聞き流しながら別の作業しているだろうな」と思っていたけど、発表とコメント欄含めて楽しかったので作業そっちのけで見ていた。案の定理解できた話は少ないけど、すごいプログラマやコミッター達がずっとRubyについて話している様子を見るだけで充分面白かった。
TypeProf for IDE: Enrich Dev-Experience without Annotations
「静的型付けは手段であり、目的ではない」とおっしゃっていたのが印象的だった。
動的/静的型付け言語の違いはあくまで開発者側の使いやすさや体験に限った話でなのかな?と思った。
実際に業務利用をしているところはまだないのかな?と気になった
デモを見てみたところ自分でも試せそうと思ったので、実際に触ってみたい。
error_highlightありがたい
JavaScriptかVue.jsで同じような機能があるんだけど、こういう機能も誰かが作ってくれているんだな、と後から追加されることで気づくhttps://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBL3BlQWc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--714a85dc5569826d345d27c382b0ac37bbd02c50/image.png
TRICK、噂には聞いていたけどめちゃくちゃ面白そう
trick2015/README.ja.md at master · tric/trick2015https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBL3RlQWc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--6caa386dd2eeb7a6364388b5a1c0770aead62bc8/image.png Toycol: Define your own application protocol
フィヨルドブートキャンプのアドバイザーでもあるしおいさんの発表。
内容はほとんど理解できなかったけど、何より「プロトコルって自作できるんだ!」という衝撃があった。 アプリケーション層同士のやりとりは当然のようにHTTPで行うものと思っていたんだけど、自作でプロトコルを作れると知ってHTTPも誰かが作っているものだと気づいた
なぜHTTPが使われているのか・選ばれているのかみたいな歴史的経緯を追ってみたら面白そう
Dive into Encoding
ima1zumiさんの発表。
「文字コードって作れるんだ!」という衝撃があった。 〇〇って作れるんだ!と思ったのは、1日目のしおいさんの発表で「プロトコルって自作できるんだ!」と思った2日ぶりのことだった(!?)
「文字コードを作ってみれば文字コードのことがわかるようになるのではないか」という発想もすごいし、それを実際にやった上でgemを発表するところまでされていてすごいなあ。
Matz Keynote
メモ
自分が分かったところだけかいつまんでメモ。
互換性大事
新しい機能を追加しつつ、今まで使ってきたプログラムも動くようにする
Rubyは進歩するんだけども、互換性を維持しながら開発されてきた
3.1 のバージョンアップ内容は安定性やバグ削減がメイン
Rubyのユーザー体験
言語がいいからRubyはいい
よりよいユーザー体験にはツールが大事なのでは?と思っている
ソフトウェア開発においてより重要になってきているのではないか
Rubyは使いやすさや楽しさに優先順位を置いてきた
よくRubyで言われるパフォーマンス性能「Rubyは遅い」
こういうパフォーマンスはリアルワールドに関係する?
しないと思っている
Rubyは十分に高速
I am a Dreamer 自分は夢想家
Rubyが開発していてみんながハッピーである世界であってほしい
プログラミング言語ランキングや開発者年収ランキングの上位などは狙っていない
不安なく幸せに開発できるようになってほしい
感想
互換性大事の話を聞いて、バージョンアップはつい新機能に着目してしまいがちだけど、安定して動くことに労力を割いている人がいることに気づいた
巷でたまに耳にする「Rubyは人気がない」「Rubyは遅い」という言葉を自分は少し鵜呑みにしていたことに気づいた
自分はプログラミング楽しいと思ってプログラマーになりたいと思ったので、楽しさを重要視しているRubyという言語に惹かれるのも当然なのでは
RubyKaigi全体の感想
好きなことを突き詰めてやっている人を見て活力が湧いてきた。