フロントエンドとイネイブリングチーム
特定のテクニカル(プロダクト)ドメインのスペシャリストから構成され、能力ギャップを埋めるのを助ける。これによりストリームアラインドチームは、多大な能力をかけずに能力を獲得し、進化できる。 期待されるふるまい
実際に必要になる前に専門領域の新しいアプローチ、ツール、プラクティスについて先んじておく
技術面でのライフサイクルマネジメントのため、良いニュース(例: 「50%テストコードが削減できる新しいUI自動化フレームワークがある」)も悪いニュース(例: 「広く利用されているJSフレームワークは積極的にメンテナンスされていない」)も伝える
ストリームアラインドチームが直接使うのが難しいサービスのプロキシとしてふるまうことがある イネイブリングチーム内の学習だけでなく、ストリームアラインドチームを横断した学習も促進するため、組織内のキュレーターとして活動する とはいえ、機能開発チームだけでは回らないので、横串チームを組織した ここまで1チームで機能開発が完結するようにチーム組成していると書いてきましたが、機能開発の文脈から漏れる対応必須な案件も確実に存在します。以前は機能開発の間に落ちるようなタスクは、機能開発チームが善意で拾うような運用になっていましたが、善意で拾いきれなかったり、そもそも解くのに機能開発の片手間では解けないような課題が増えてきました。
機能開発の間に落ちるようなタスクは、以下のようなタスクを想定しています。
そういうタスクに対応するために横串チームを組織しました。 イネイブリングチームは設置していますが、まだ名前だけという状態です。運用が難しい理由は2つあります。 ファシリテーションがそもそも難しい
ファシリテーションについては前述したとおり、まだまだこれからです。
イネイブリングチームとはそもそも何なのか、組織内で学習ができていないというのもあります。 2021年12月に日本語版チームトポロジーが出るまでは、英語の文献と一部の日本語サイトでの紹介しかされていなかったことも大きいと思っています。 今は日本語で読めるようになったため、12月からはチーム内でのTeam Topologies読み合わせ会をすすめて、少しずつ概念の学習をすすめています。