デザインにおけるエシカルさが気になる
デザインにおけるエシカルさが気になる ++ Gaji-Laboブログ
選ぶこと自体を、私はデザイナーの倫理に含まれるではないかと考えています。この倫理はデザインの判断において規準になるものです。規準から外れたものは選ばれない、捨てられるものになる。
サービスにおけるアクセシビリティのことを考えると、UIデザインの中で捨てられたものによって、アクセシビリティを損ねていないかを考えたくなります。あらゆる人々へのアクセスを担保できるようにするには、デザインの考慮に捨ててしまっていはいけないものもあるはず。 だから、選ぶことに慎重でいる必要があると思います。ひとつの目的に向かって方向性を決めることも大切ですが、あらゆる可能性にも配慮して考える必要もある。ミクロにもマクロにも物ごとを捉えて考える必要を、ひしひしと感じます。
エシカルなデザインとは、サービスの提供者の利益だけでなくエンドユーザーや社会の利益になる倫理的な意義が求められるものです。
善悪のような単純な見方をデザインに持ち出すのは難しいですが、UIデザインにおいてはユーザーの利益を考え、排除ではない選択と配慮をもった考え方を持ちたいです。デザイナーはユーザーの使用する状況などあらゆる可能性を踏まえて、デザインの方針を決める想像力や調整力があると思います。それができるからこそ、エシカルな視点を持ちながらバランスを取ってデザインを良い方向に向ける力を、デザイナーとしては磨きたいと思うのです。
エシカル消費
エシカルデザイン
倫理的
2023-01-18