Pop! OSトラブル対処
ログイン直後にカラーマネージメント云々の認証を求められるようになった
https://scrapbox.io/files/629569bf8f190a0023c1fcc4.jpg
https://scrapbox.io/files/629569d632e6ac00233aa348.jpg
数日前から突然、ログインするたびにこんなんが出てくるようになってしまった。
調べたところ、下記のようなpolkitの認証ルールを作り、/etc/polkit-1/localauthority/50-locad.d/に置けば出なった。別の問題が生じないかなどは現在、様子見中。
code: 45-allow-colord.pkla
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.color-manager.create-device;org.freedesktop.color-manager.create-profile;org.freedesktop.color-manager.delete-device;org.freedesktop.color-manager.delete-profile;org.freedesktop.color-manager.modify-device;org.freedesktop.color-manager.modify-profile
ResultAny=no
ResultInactive=no
ResultActive=yes
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.packagekit.system-sources-refresh;org.freedesktop.packagekit.system-network-proxy-configure
ResultAny=yes
ResultInactive=yes
ResultActive=yes
22.04アプデ以降、タッチパッドの設定変更が効かない
gnome-control-centerの「マウスとタッチパッド」のタッチパッドに関する設定変更が反映されなくなってしまった。
ただし、以下のようにsynclientでの設定は反映される。
code: synclient
synclient -l (現在の設定を一覧表示)
synclient TouchpadOff=1 (タッチパッドを無効にする)
synclient PalmDetect=1 (手のひら誤動作しにくくする)
synclient TapButton1=0 (1本指タップを無効にする)
これが効くので、/usr/share/X11/xorg.conf.d/70-synaptics.confの末尾に以下を追記した。
code: 70-synaptics.conf
Section "InputClass"
Identifier "Touchpad Settings"
Driver "synaptics"
MatchIsTouchpad "on"
MatchDevicePath "/dev/input/event*"
Option "PalmDetect" "1"
Option "TapButton1" "0"
Option "TapButton2" "0"
Option "TapButton3" "0"
EndSection
70-synaptics.confへの記述はtypoなどでミスるとマシンの再起動後にログイン画面が表示されなくなってしまうので要注意。
ACアダプタを接続するとディスプレイ輝度が最小になる
Pop! OS 21.04、21.10にて発生していたが、22.04へのアップデート以降は発生しなくなった。
22.04アプデ後、Integrated Graphicssから変更できない
調べたところ、nvidia-driverが削除されていたため、下記でインストールし直す。
code: install nvidia-driver
sudo apt update
sudo apt install nvidia-driver-510 (バージョンは任意)
外部モニタに表示しているAlacrittyとTeamViewerに入力ラグが生じるようになった
特にドライバーの更新などをした訳でもなく発生。経過としては
1. 外部モニタを接続してPCを起動
2.何故か、外部モニタに何も表示されず(モニタは認識されている)
3.ディスプレイの設定で画面を拡張からシングルディスプレイに変えたところ、画面は表示されるようになった
4.再び画面を拡張に戻し、表示されることを確認
5.4の後、外部モニタ接続時にAlacrittyでのキー入力に数秒のラグが発生するようになった
Alacritty、TeamViewerでのラグを確認
Firefox、Mathematica、Gnome-Terminalは問題なし
6.外部モニタを接続しないorラップトップのモニタに表示させた場合はラグ無し
7.GPUの設定でNvidia GraphicsとしていたのをHybrid Graphicsに変更し、再度、Nvidia Graphicsに戻したところ入力ラグが解消された
という感じ。グラフィック周りの設定が壊れた?
Launcherからアプリやスクリプトなどを起動できるようにする
ソースからビルドしたアプリや自前のスクリプトなどは、そのままだとLauncherから起動できない。そのため、.desktopという拡張子のファイルを用意して下記のようにインストールする。
code: install-ddesktop-file
vim hoge.desktop (無い場合は他を参考にテキトーに作る)
sudo cp hoge.svg /usr/share/pixmaps(svgじゃなくても良いけど、Launcherで表示させるアイコン画像)
sudo desktop-file-install hoge.desktop
sudo update-desktop-database
これでOK。/usr/share/applicationsを見ると、hoge.desktopが加わっている。
Mathematicaをメジャーアップデート後、Launcherから起動できない
Mathematicaを13をインストール後、12をアンインストールしたが、Show Launcher、Show ApplicationsからMathematica 13を起動できない(アンインストールしたMathematica 12が表示されるがクリックしても何も起きず)。コマンドラインからは13が起動できた。
原因はLauncherが見ているDesktopファイルというものがあり、/usr/share/applicationsにwolfram-mathematica12.desktopしか無かったことが原因だった。以下のように12のDesktopファイルを削除して13のDesktopファイルを下記のようにインストールすることで解決。
code: matematica
sudo rm /usr/share/applications/wolfram-mathematica12.desktop
sudo rm /usr/local/share/applications/wolfram-mathematica12.desktop
sudo desktop-file-install /usr/local/share/applications/wolfram-mathematica13.desktop
sudo update-desktop-database
.desktopファイルを直接/usr/share/applicationsディレクトリにコピーしても良いが、上記の方法が正しいやり方のよう。
Linux Kernelアップデート後、VMWare Workstationが使えない
Pop! OS 21.10にアップグレード後、VMWareの挙動が不安定になった(OS起動後に突然終了したり、Unrecoverable Errorと出て使えなかったり)。原因はカーネルのマイナーアップデートがあったため。Kernelを5.11から5.15に切り替えた後、Kernel Module Updaterと表示され、Installボタンを押してもFailedする。
どうやら、最近のカーネル(どのバージョンから発生するかは未確認)にVMWareが対応しておらず、vmnetとvmmonを自前でビルドし直す必要があるみたい。
code: vmware-host-modules
cd vmware-host-modules
git checkout workstation-16.2.3 (使用しているVMWareのバージョンに合わせる)
make
sudo make install
sudo systemctl status vmware.service (たぶん、Failedになってる)
sudo systemctl restart vmware.service
自分の場合はこれで解決。
ただし、VMWareのマイナーアップデート(16.2.1 → 16.2.3)を行うと、再びKernel Module Updaterで必ずFailedしてVMWareが立ち上がらなくなる。その場合は、上記を再度行う。
21.10 から 22.04へのアップデートでカーネルが5.15から5.16に切り替えた場合もKernel Module Updaterが表示される問題は発生するため、上記の再ビルド&インストールは必要。
参考にしたフォーラムのポストは下記。
OSアップデート後にGRUBが起動しない
21.10にアップデート後に発生(21.10 → 22.04では発生しなかった)。
code: grub
sudo grub-install
を実行して再起動したら解決。
念の為、grub-customizerのgrub.cfgのパスやUEFIでブート順序も確認する。
GRUBのprefix
GRUBに新しいカーネルが見当たらない
21.04へのアップグレード以降、GRUBのprefixが/boot/efi/EFI/popから/boot/efi/EFI/ubuntuに変更された(自分の環境だけ?)。なので、grub-customizerの/boot/efi/EFI/pop/grub.cfgをoutput_fileに指定していると、設定が反映されず、古いカーネルしか選択できなかったり、「あれ?」ということになる。最悪、OSのブートが出来なくてハマる。OSのアップグレード後は/boot/efi/EFI以下のディレクトリ構成など確認する。あと、grub.cfgはいじる前にバックアップ必須。
※22.04へのアップグレードにて元の/boot/efi/EFI/popに戻った?と思っていたが、戻っていない様子。
UEFIブートの不思議
Pop! OSでGRUBを使ってデュアルブート環境を作っていると、上のトラブル(意図したカーネルで起動していない)に良く遭遇する。というか、ふとしたときに「あれ?このカーネル古くね?」と気がつく。grub.cfgが/boot/efi/EFI/popではなく/boot/efi/EFI/ubuntuにあるものを読み込んでいて、ubuntu以下にあるgrub.cfgが更新されていない、というオチがほとんどだが、状況を確認するにはgrub consoleで現在の設定を確認するのが一番良い。
code: grub_console
grub > set
これでバーと出てきた中でprefixがどこを指しているかを確認し、その配下のgrub.cfgの中身を確認する(ファイルの確認はPop! OS起動後の方が見やすい)。
また、
code: efibootmgr
efibootmgr -v (現在のブート順などを確認)
をしてみると、GRUBが2つ(popとubuntu)いて、popはセキュアブート用、ubuntuは非セキュアブート用となっていたりする。ここでややこしいのはpopとなっているのに、GRUBコンソールで設定を見ると、結局/boot/efi/EFI/ubuntuを見ている。そもそも、/boot/efi/EFI/popがあるのが悪い。21.04以降でクリーンインストールすると無いのだろうか??
GRUBの見た目がショボくなった
grubのprefixが違うことに気が付き、grub.cfgを修正したりデフォの設定をコピーするとGRUBの見た目もショボくなってしまう。で、テーマ何使ってたっけ?となるが、自分が気に入って使っているGRUBのテーマはTela。readmeに書いてある通り、install.shを実行して、grub-customizerのAppearanceでテーマを選択して設定を保存し、リブートで見た目がいい感じになるか確認する。 USBオーディオI/F接続中で未使用時にサスペンドされる
Spotifyで曲を再生しようとすると、I/Fの電源が入り、I/F経由で音が出る。曲再生を停止するとサスペンドされてスピーカーから「ボフッ」と鳴る。オーディオを使うアプリケーションの起動・終了時や、音が鳴る直前・直後でボフボフ鳴るため非常に耳障り。精神衛生上もスピーカー的にもよろしくない。
原因はLinuxのTLPという機能が気を効かせて消費電力を抑えようと、使用していないUSBデバイスをサスペンドしていたためだった。
解決策は/etc/tlp.d/01-audio.confを作成し、USB_BLACKLIST="1235:8210"(Focusrite Scarlett 2i2の場合)を書き加える。他のオーディオI/Fの場合はターミナルからtlp-stat -uとして表示された中からautosuspendさせたくないデバイスのIDを見付け、それを指定する。
音が鳴らない or 出力デバイスを切り替え出来ないときの対処法
まずはPulseAudioのサービスをリスタートさせる。
code:systemctl
systemctl --user restart pulseaudio
これでダメな場合は、.config以下のユーザー設定を削除して、pulseaudioの全インスタンスをkillする。
code: rm config
rm -r ~/.config/pulse
pulseaudio -k
Gnome?がマウス、キーボード操作を受け付けなくなったときの対処法
Ctrl+Alt+F4でコンソールに切り替えてgdmをリスタートする。
code:systemctl
sudo systemctl restart gdm
これでGnomeが立ち上がったら再度、Ctrl+Alt+F4してコンソールに行きログアウトしてCtrl+Alt+F2してGnomeに戻る。
USB Type-Cで外部モニタが使えないときの対処法
グラフィックモードが「NVidia Graphics」になっているか確認する。「Hybrid Graphics」などになっていると
Type-C経由でモニタと接続してもモニタがマシンを認識しない。詳しくはここを参照。 インストール済みのVSCodeがコマンドラインから使えなくなった
いつからか不明だが、ターミナルからcodeとタイプしてもcommand not foundとなってしまい、whichしても
見つからなかったため、以下のようにして対処。
code:vscode
sudo find /usr -name "code" (とりあえず/usr以下を探す)
sudo ln -s /usr/share/code/bin/code /usr/bin/code (シンボリックリンク張り直し)
code --version(確認)
GNOME Settings (gnome-control-center)が立ち上がらない
Pop! OS 21.04へのアップグレードを完了させた後、Pop! ShopでGNOME Settingsの更新をしたところ発生した。
原因はlibpop_upgrade_gtk.so.0が見付からないためだった。/usr/lib以下を確認したところ、libpop_upgrade_gtk.soとlibpop_upgrade_gtk.so.1はあったため、
code:symbolic link
cd /usr/lib
ln -s libpop_upgrade_gtk.so libpop_upgrade_gtk.so.0
として、シンボリックリンクを作成して解決。
OS起動時にVMWareのサービスが動かない
インストールしているのは、VMWare Workstation 16 Pro。
Pop! OS 21.04へのアップグレードをした後に再起動したところ、Failed to start LSB: This service starts and stops VMWare services.と表示されて、OSが起動しなくなった。
いったん、Recovery Modeで起動し、コマンドラインから
code: vmware
sudo vmware-modconfig --console --install-all
を実行して、VMWare Workstation Kernel modulesを再インストールしたら解決した。