けん玉ジャグ練習メモ
はじめに
以下は、ジャグ練習中に個人的に気づいた点を忘れないように書き留めている内容なので、練習を続けているうちに「いや、これは違うな・・・」と加筆・修正が加わっていきます。
現状(2022/05/17)
調子の良いときは2〜3分に1回くらいの確率で10ジャグはできるが、穴コンは出来ず。5/17に完全なるラッキーでファーストメイクを決めるも、録画し忘れる。
メインで使用しているけんと玉の重さ、紐の長さ
けん:66g(Sol Kendama 1UP Walnut)
玉:82g(Kendama Israel Sam Cannon PRO MODEL)
紐:670mm(けんの糸穴から玉の糸穴まで)
けんの重心位置と重さ
けんは、重心の位置が剣先側にあるもののほうが投げ上げたときに回転させやすい。また、軽めのけんよりも少し重いほうが、けんを投げ上げるときに自然と手首のスナップを使えるようになると思う。
ただし、剣先に重心があるけんは、月面や裏月、竹馬など玉持ちの技のバランスを取る位置や感覚が変わってしまう。
下の写真のように同じけんでも重心の位置は大きく異なる。皿胴の位置が高く、けん軸の長さが長い方がジャグで回転させやすい。
https://scrapbox.io/files/62609cfec5bd1500202dcc0b.jpg
姿勢
気持ち前傾姿勢。肘をお腹よりも前に出すように意識すると自然と脇が閉まる。
肘を体の横に付けて脇を締めるようにすると腕の可動範囲が狭くなってしまい、ジャグの動きが全体的に窮屈になる。
肘の角度
できるだけ一定に保つ。角度は水平よりもやや上向き(下写真を参照)。玉やけんの投げ上げがブレてしまっても、肘の角度を変えて手だけでキャッチに行かず、肘の角度はそのままに体全体で合わせに行く。
https://scrapbox.io/files/6252910ad5878a001d6e8eee.jpg
肘の角度をキープしないと玉とけんをキャッチする高さが不安定になり、投げ上げ高さもバラバラでジャグの位置が落ち着かない。
目線
できるだけ玉を見続け、玉の投げ上げ高さが一定になるように心がける。また、玉を投げ上げた頂点に注視して玉を投げ上げる手元が視界から外れてしまうと玉の軌道が不安定になりやすいため、玉に触れる瞬間の玉と手が視界に入っているようにする。けんは視界に入っている程度で、けんの投げ上げ時にけんに意識を持っていかれないように練習を繰り返す(まだできてない)。
けんの投げ上げ
剣先の向きを進行方向と並行か気持ち外側にする(下写真は極端)。
https://scrapbox.io/files/625289c48b977e001d6e8b23.jpg
こうすることで、特に初手でのけんへの紐の絡まり率が減り、玉とけんの衝突も減った。
また、この剣先の向きを意識することで、手のひらが上を向いたままの状態をキープしやすくなった。
フリップやワールウィンドのときに手のひらを横に向けて親指が自然とけんの上にくるようにしているため、ジャグのときもけんをキャッチした後、手のひらの向きを変えて投げ上げてしまい大皿が横を向いた状態で次の投げ上げがちだった。
外に向けすぎると手首の動きが窮屈になる。
投げ上げ高さは、玉の高さに合わせるように投げ上げるよう意識すると、玉とけんがあっちゃこっちゃ行かず、紐の絡まりも起きにくい。また、この意識であれば、多少けんの回転、回転時の向きが崩れてもジャグを続けられる。
玉の投げ上げ
なるべく指先で落ちてきた玉を弾くイメージ。指の付け根当たりのほうが投げ上げしやすいが、玉を回転させてしまう癖がある(投げ上げ時に付け根から指先に向かって玉を転がしながら投げてしまう)。
玉の投げ上げ高さを一定に保ち、左右のブレも抑えるようにする。玉の投げ上げ高さを安定させようとして玉の軌道の頂点を注視するのでは無く、たまに触れる瞬間の玉と手が視界に入るように心がける。そうすることで自然と玉の投げ上げが安定してくる。
その上で、けんの投げ上げに意識を持っていかれないように練習を繰り返す。
練習時の注意
お手玉 or 実際の玉?
自分はお手玉2個からジャグ錬をスタートさせたが、オススメしない。理由は実際の玉よりも小さく軽すぎるため。余っているけん玉があるならそれでも良いが、床に落としたときにうるさい(&床を傷つけるかも)ので、ジャグリング用のボールを買うことをオススメする。 ある程度重量がある方が投げ上げ時のブレが少なく(あっちゃこっちゃに飛んで行きにくい)、交互に玉を投げ上げるリズムなどの基本を身に着けやすい。
筒けん
玉2つでのジャグリングがなんとなく出来るようになったら、いきなりけん玉に行かずに筒けんで練習するのもアリ。まずは、玉と筒で、ひとつは今までお同じ上げるだけ、もうひとつは投げて回す、ということなる形状のものを交互に上げる感覚を掴みやすいのと、単純にジャグが楽しくなる。
ただし、玉を高く投げ上げて滞空時間を稼いでしまわないように注意する。玉の回転も見にくいため、玉の投げ上げ時に玉をなるべく回転させないように注意したほうが良い。
大皿 → ジャグ大皿(紐の有無関係なく)
ある程度できるようになったら、2〜3ジャグを基礎錬とする。
1ジャグ大皿だと最後の玉の投げ上げをおざなりにしても大皿でキャッチできてしまうため、けん→玉 の流れの習得が進まない。ただし、闇雲に回数を増やそうとせず、
目線
肘の角度
投げ上げ高さの安定化
けんの投げ上げに意識を取られない
を注意しながら練習を繰り返す。他のけん玉の技と同様にひとつひとつの動作を丁寧に行う(流れに気を取られて、ただただ回数をこなすようになって一つ一つの動きが雑になると、かけた時間の割に上達しない ← 自戒の念)
紐の長さ
まずは長めの方が良いと思う。ジャグが下手なうちは、玉とけんの距離が離れてしまいがちで、紐が伸び切ってバイーンとなりがちなため。また、けんに紐が絡んでも、紐が長めならそのまま続けられることもあるため。玉とけんの投げ上げが安定してきたら、他の技のやりやすさとのバランスを考え長さを調整すると良いと思う。