【コラム】異例の規模の日銀リーク、真剣な調査を-リーディー&モス - Bloomberg
会合が始まる前から、変更を示唆する国内メディアの報道が続いていた。だが特に注目すべきは、日銀が国会質疑を除いて対外発言しないとしたブラックアウト期間入りした後に行われたことだ。 日銀自身、マイナス金利導入がどのように漏れたかの調査に関する2016年2月の声明で、「金融政策決定会合の結果が公表される直前の段階で、これに関する報道が行われた場合には、金融市場にかく乱的な影響が及ぶなど、極めて好ましくない事態にもつながりかねない」と表明している。これに関する結論も出ていない。
情報セキュリティーの甘さが、機密情報を共有する枠組みである「ファイブアイズ」のようなグループから外されている理由の一つである日本にとって、この問題は最大の懸案事項であるはずだ。