Wordsmith AI
概要
2023年にスコットランド・エジンバラで設立されたWordsmith AIは、「法律エンジニアリング」を標榜するAIスタートアップです。創業者であるRoss McNairn(元スカイスキャナー等のプロダクト責任者)は、従来の弁護士業務をコード化し、企業内の法務チームの生産性を飛躍的に向上させるプラットフォームを構築しています。 設立時期:2023年
創業者:Ross McNairn(元弁護士、ソフトウェンジニア)
事業内容:契約レビューやポリシーチェック、Q&Aなど“法務AIエージェント”の構築と展開を支援するLegal Enablementプラットフォーム
ターゲット市場:主にインハウス法務部門を持つ企業(例:Trustpilot、Deliveroo、Remote.com、Multiverse、Docplannerなど)
製品/サービス
詳細:
契約レビューやポリシー整合性チェック、問い合わせ対応などのAIエージェントをSlackやメール、Word/Google Docsなどのツールに組み込む
Legal GPTやAIチャットボットを含む複数機能を提供
独自性:
“法律エンジニア”という新職種を提唱し、法務業務の自動化とスケーラビリティを両立
Legal Enablement Academy を通じた教育・育成支援まで一貫提供
チーム
創業メンバー:
Ross McNairn:創業時~現在/元スカイスキャナー、TravelPerk、Let Go等でプロダクト責任者、Lawyer turned engineer
Volodymyr Giginiak、Robbie Falkenthal:共同設立者(詳細な経歴は報道への記載あり)
技術と知的財産
使用技術:
大規模言語モデル(GPT‑4、Claudeなど)をベースに、契約処理や問い合わせ応答を実行するAgent構築インフラ
Slackやメール、Word/Google Docs統合によるシームレス操作
財務情報
累計資金調達額:計3050万ドル以上
シード:2024年6月、Index Venturesリードで500万ドル
シリーズA(最新):2025年6月、Index Venturesリードで2500万ドル
Exit:未上場(Exit未確認)。
競合環境
競合他社:Harvey、Luminance、DraftWise、Theo Ai、Spellbookなど
競合環境:法務領域のGenerative AI市場が急拡大しており、専業モデルや垂直特化型ソリューションが注目されている中、Wordsmithはインハウス法務特化型インフラで差別化