読書メモ: 読書の技法
なんとなく自分の読書方法が間違っているのではと感じたり読む速度が遅いというコンプレックスを持っていたので読書についての本を読んでみた。
結論から言うと、年間数千冊を読む著者でさえ一月で熟読して読むことができる本は4,5冊ということだったのでこれだけで価値があった。巷で流行っている「目を高速に動かせば読書速度10倍」などは科学的根拠に乏しいので気休め程度に思うことが重要だなと思った(まぁ当たり前)。
どのように読むか
方法は読書速度によって大きく3つに分けることができる
超速読と速読と熟読である
超速読は5分で読めとのこと。
5分で何が読めるのだと思うが著者曰く読むのではなく読む本を選別するもしくは読むべき箇所のあたりをつける手法とのこと。
大量に本を持っているわけではないのであまり使うことなさそう
速読は30分で読む読書のこと。
新聞の読み方と同じで自分が知っている知識は読み飛ばし知らない箇所を熟読する方法
熟読
主に新しい知識を入れる時に使う
著者は2度読みを推奨している
まず精読し、気になった箇所に付箋を貼る
2巡目ではざっと読み付箋の箇所を読書メモに起こす
また、読書メモを使うと読書効率(主に記憶の定着)が上がる。
30分でやる
重要だと思った,印象に残った部分を抜き出す
そのコメント(判断と意見)を書く
賛成,反対,違和感があるとなぜそう思ったか
理解できる、理解できない
何を読むか
最初は基本的な本を読めとのこと。英語の単語を知らずに英語の本を読んでも手の運動にしかならないのと同じで対象の本を読む前提知識を持っていないと熟読しようがない。
前提知識を蓄えるために基本的な本を読む。基本的な本とは「 入門」的なタイトルが書いてあるものを嗜めば良いのだが重要なことはこれを3冊買えとのこと。1冊では知識が偏り何が正しいか見分けることができないためである。
2冊目で1冊目と主張が異なる意見の判断をするために3冊目を使う(3冊目が間違っている可能性があることに留意)
ここでいう読書法はあくまでも戦略的に知識を定着させる、実用化させるための読書法であり、小説や読書など娯楽の読書では目的が異なることに留意するように。
しんちゃんのお母さんをグレートマザーの破壊的な側面があると主張していて思想過激過ぎないかと思って笑った。 自分は家族愛の姿の印象が大きいので、どこで破壊的な面を感じたのだろう?