20211023明治村、知多半島

休日を利用して初めて明治村に行きました。

フランクロイド・ライトの帝国ホテル。芝居小屋・呉派座など。

明治村は建物を保存する”環境”を見に行った。町家などは少なく、独立した建物が多数を占めるということもあり、教会は丘の上に移築するというように一定のロジックがあるように思った。特に帝国ホテルの移築は前面の池まで保存した点が重要で、写真に見る往時の立ち方に遜色なく（とはいっても今思い返すと違和感はありましたが）見ることができる。

後半は知多半島へ。たまたま宿泊した南知多市の内海集落では哲学者・梅原猛の自邸が公開されていた。『文明の生態史観』など昔読んでいた学者の生家は、当人の生き方ともリンクしているように思う。民族学的な考え方は南知多の風土から来ているものと思った。内海集落は江戸時代に廻船で栄えた町という。庄屋の集会では寺院で会合していたといわれ、伊勢山田の三方会合の前身が実正寺という寺院であったことを想起した。

レンガの竃は常滑の登り窯で、焼き物の歴史は平安時代後期からという。まちづくりを頑張っていて、歩くと楽しい。半田の酒屋はミツカンの本社附近のもので、内部は登り梁が使われている。

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