2020年に読んだ本(抜粋、門間)
今年は、買っておいたのに読んでいなかった本(『西洋建築入門』など)や、昔に読んだ本(家にある森山大道の本、大竹伸朗『既にそこにあるもの』、佐藤優さんの本など)をもう一度読んだりしていた。前期はいろいろと大変で、2月から9月までほぼ全く本が読めず、そのあと久しぶりに府立図書館に行って帰った後はこれでやっと本が読めるぞ、という純粋な感動があった。『田村隆一全集』はいろいろな学びがたくさんあり、このまま全巻読みたい。他には、『たのしい川べ』、『ベンヤミン・コレクション3』、『西洋建築入門』の3冊が特に良かったし、今後の自身の考えに影響を与えていく大事な本だと思う。
20200126 『たのしい川べ』(ケネス・グレーアム、石井桃子[訳]、岩波書店、愛蔵版、1963、原著1908)
20200105 『[増補]闘うレヴィ=ストロース』(渡辺公三、平凡社ライブラリー、平凡社、2018)
20200111 『ソニック・ユース』(デイヴィッド・ブラウン、岡田正樹[訳]、水声社、2019)
20200119 『児童文学論』(リリアン・H・スミス、石井桃子など[訳]、1964、岩波書店)
20200130 『構造人類学』(レヴィ=ストロース、荒川幾男など[訳]、1972、原著1958、みすず書房)
20200205 『ヒップホップ・レザレクション』(山下荘起、新教出版社、2019)
20200227『石川九楊自伝図録』(左右社、2019)
20200906『霧中の読書』(荒川洋治、みすず書房、2019)
20200908『思想家と建築 ベンヤミン』(Brian Elliott,末包伸吾[訳]、丸善出版、2019)
20200912『シャルロット・ペリアン自伝』(北代美和子[訳]、2009[原著:1998]、みすず書房)
20200919『ベンヤミン・コレクション3 記憶への旅』(筑摩書房、1997)
20200927『一五の夏』(佐藤優、幻冬舎、2018)
20201003『田村隆一全集 1』(2010,河出書房新社)
20201005『獄中記』(佐藤優、岩波書店、単行本版、2006)
20201008 『告白録』(アウグスティヌス著作集5-1、5-2、教文館、宮谷宣史)
20201013 『同志社大学神学部』(佐藤優、光文社、2012)
20201028『人種と歴史/人種と文化』(クロード・レヴィ・ストロース、渡辺公三など[訳]、みすず書房、2019)
20201113 『ファン・ゴッホの手紙』(二見史郎[編訳]、國府寺司[訳]、2001、2017の新装版、みすず書房)
20201203『西洋建築入門』(森田慶一、1995[改訂版、初版1971]、東海大学出版会)
20201205 『バルト自伝』(カール・バルト、佐藤敏夫[編訳]、新教出版社、2018)
20201205 『ローカルボクサーと貧困世界 マニラのボクシングジムにみる身体文化』(石岡丈昇、世界思想社、2012)
20201206 『田村隆一全集 2』(河出書房新社、2011)
20201224 『田村隆一全集 3』(河出書房新社、2010)