第5回 2021/12/06
和歌をきっかけに短歌を作る
A4の紙を4枚
それぞれに韻文訳を書く
横書きでも縦書きもでもよい
句ごとに改行する
なるべく31字ぴったりを目指す
無理に収まらなくてもリズムがあれば許容
文語(古語)は使わない
3 3本の作品をGoogleFormsで入力
4 各グループで句会(歌合わせ)を行う
机に韻文訳を並べる
いつでも作品を眺めることができる位置、体勢。立ったまま?
一つ一つの韻文訳の感想や魅力を述べ合う
魅力の共有が終わったら、作者はそれぞれ名乗り、工夫したところや苦心したところを説明する
名乗るタイミングは作品ごとでも、全部終わってからでも、どちらでもよい
このサイクルを次の2と3でも行う
5 冒頭の小野小町の歌を韻文訳
別グループ
先程の同じ流れで句会を行う
7 まとめ
57577の型に入れることで共感しやすさ、読みやすさ、作りやすさが生まれる
ふとした思いを残す記憶のふせん
短歌、俳句、口語詩などの韻文ジャンル
作成した4作品をGoogleFoamsに入力
8 時間が余ったら
課題として短歌を一つ創作する
GoogleFoamsに提出欄を作成し、LINEチャットで共有
1
月やあらぬ
春や昔の
春ならぬ
わが身ひとつは
もとの身にして
韻文訳
違う月
違う春だね
あれ以来
私のときは
止まったままだよ
2
雨雲の
よそにも人の
なりゆくか
さすがに目には
見ゆるものから
韻文訳
届かない
よそよそしい
空の雲
あなたの姿も
それと同じね
(字足らず2句・字余り結句)
3
あらたまの
年の三年を
待ちわびて
ただ今宵こそ
新枕すれ
韻文訳
三年間
あなたをずっと
待ちわびた
でも今夜から
私は他の人のもの
(字余り初句・字足らず2句・字余り結句)
冒頭
花の色は
移りにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせし間に
韻文訳
鏡には
ふけたわたしの
顔がある
実りない恋に
時をとられて