サマリー駆動
要所要所でサマリー(自分なりのまとめ)をつくり、以後そのサマリーを見ながら進めていくという仕事の仕方。 別名
セーブデータ駆動
背景
正解の無い提案や意思決定、息の長い研究やものづくりなど「現在地を見失う」仕事がある
そうでなくとも仕事の再開には間が開きがち(n日ぶりに着手する等) → 状況を忘れてしまう
どうすればいいか?
見失わないように適宜セーブデータをつくればよい
より現実に即した言い方をすると、適宜サマリーをつくればいい
思えば筆者もそのような仕事は多くこなしてきたが、どうやってきたかと言えば、まさにサマリーを適宜つくるやり方だった
これをサマリー駆動と名付けた
サマリーをつくるタイミング
定期型
毎週金曜日午後にサマリーをつくり、来週月曜日はそのサマリーを見て仕事を開始する
出し切り型
今の自分が出し切れる分だけ出し切れた(一通り調べた・聞いた・考えた)のでいったんおわり。サマリーをつくっておく
次いつ着手するかは不明だが、サマリーを見れば再開しやすい
回数型
ブレストを3回行ったらいったんサマリーをつくろうとか、他者とのレビューを2回行ったタイミングでつくろうなど
随時
なんとなくつくりたくなったら
なんとなくごちゃごちゃしてきたら
サマリーとして何を書くかの例: ABCDEFサマリー
Action
ここまで大体何をしたか、何ができていて何ができていないか
次は何をするつもりか(いわゆるネクストアクション)
この日までやらないといけない的なクリティカルなタスクやイベントはあるか、あるならそれは何か
Ball
ボールは誰が持っているか。自分が持っているのならそれは何か、いつ誰に投げるつもりなのか
Context
そもそもの文脈はどんな感じか、事実は何で、誰が何を言っていて、自分はどう捉えているか
Direction
個人で採用できる方針や方向性としてどういうものが存在し、今どれを採用しているか。またこの後どうするつもりか
個人の範囲を超えたそれらとして何が存在しえるか、今はどうなっているか。理想はどうあるべきか
Emotion
やる気はあるか。気持ちはどうか
Fun
純粋に楽しかったことや楽しめたことはあるか
律儀に全部埋める必要はないし、このフォーマットに則る必要もない。
慣れてくると(後で見たときにそれなりに)役に立つサマリーを雑に書けるようになる。