タートルパラドックス
質とスピードはトレードオフと考えられているが、実はそうではなく、質を重視すれば長期的には両方取れるという現象。 ネーミング
直観とは反するためパラドックス
亀(Turtle)のようにゆっくり歩むものなのでタートル
例
ソフトウェア開発
スピード落としてもいいので時間をかけてしっかり採用しようという潮流は国内でも(記事や書籍で見かけるほど)見られ始めている
関連
ソフトウェア開発の概念で、いいかげんにつくると複雑性や無駄が増す要因になり、これが積み重ねるほど首が締まっていくことを負債でたとえた言葉
技術的負債はちまちまと返済(さっさと潰していく)し、そもそも生じないようなやり方を採用して予防するのが良いとされる
前者、特にコードを綺麗に整理することをリファクタリングという
このような活動自体は何の利益にもならないため忌避しがちだが、しっかり取り組まないと首が締まる
掃除や健康
放置しすぎると後々首が締まる
面倒くさくても定期的に行動して予防するのが最も無難
そういう意味で、タートルパラドックスの本質は「後々広がる脅威を予防する」ことで「長期的に歩み続けられるようになる」ものだ言える
予防を維持せよ / Maintain prevention.
答えが出ない宙ぶらりんの状態に耐える能力
これの構成要素の一つが「タートルパラドックスの理解と許容」である
いたずらに成果の拡大を求めず、質を担保しながらのんびりやっていく・議論や検討していく・人材も増やしていく