イグノラントマジョリティ
無知なマジョリティ。ある領域Xに対して無知(初心者・初学者以下)な多数派のこと。また新しい領域についてすばやく本質を学ぶ力のない多数派のこと。
Ignorant Majority.
概要
無知なマジョリティ以外は勝手に行動する(見切りをつけて手を出さないこと含む)ためフォローする必要がない
一方で、無知なマジョリティは、自発的に知る・行動することがほぼないため、フォローが必要である
Q&A
Q: アーリーアダプター(新しいものに飛びつく好奇心旺盛な人)はイグノラントではない?
Ans: いいえ
イグノラントかどうかは「すでに知っているかどうか」と資質・特性であり、アーリーかどうかは関係がない
アーリーであるがイグノラントな人もいるし、アーリーではないがイグノラントな人もいる
Q: ある領域Xについて無知なのと、新しい領域をすばやく学べる特性は別々なのでは?整理してほしい
table:マトリックス
Xについて無知 Xについて知っている
すばやく学べる 1 2
すばやく学べない 3 イグノラントマジョリティはここ 4
つまり、
Xについてすでに知っているなら、Xについてはイグノラントではない
Xについて知っていなくても、すばやく学べるのであればイグノラントではない
Q: 生成AIでたとえると、上記四象限はどのようなイメージになりますか?
1 機会やきっかけがあればすぐに学んで、使いこなせるようになる
たとえば数日もせずChatGPTをバリバリ使いこなせるようになる
2 すでに使いこなしている
ChatGPTとClaundeの違いや「コンテキストウィンドウ」の意味、プロンプトエンジニアリングのノウハウなど、マニアックなところも知っているかもしれない
3 イグノラントマジョリティ
生成AIを知らない、あるいは聞いたことがあるが普段から使ってない
4 すでに使いこなしている
習得にはそれなりに苦労したかもしれない
その性質上、(エンジニアなど職業人でなければ)あまり深堀もしていない、ゆえに2ほどマニアックではないしいろんな手段を試しているわけでもない