🦊フレーム補間
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https://github.com/google-research/frame-interpolation/blob/main/moment.gif?raw=true
フレーム補間 (VFI)は動画の滑らかさを増すために、フレームとフレームの間に新しいフレームを作り出す技術です
昔のカクカクした動画を滑らかにしたり、スローモーションにしてfpsが下がった動画を滑らかにするために使われています ね
技術によっては上のgifのように二枚与えただけで、動画のように見せかけることもできます
そのためモーフィングのように使えたり使えなかったりします
fpsを上げる
🪢カスタムノード
https://github.com/Fannovel16/ComfyUI-Frame-InterpolationComfyUI-Frame-Interpolation
https://gyazo.com/af7273352979b5286d8f85a9b6915ab6
VFI_GMFSS.json
🟩VFIでノード検索するといろんな種類のVFIが使えますが、 どれがいいかは動画の種類にもよるため使ってみるしかないです
multiplier
fpsを何倍にするかを決めます
2なら、30fpsの動画を60fpsにします
当たり前ですが、動画を保存するとき、フレームレートは元の動画のfps × multiplier にしないと同じ動画時間にならないので注意
generative interpolation
従来のフレーム補完は二枚のフレームの間が0.1秒未満で、ほとんど変化のない画像同士をつなげるものでした
しかし最近では動画生成AIの技術を応用し、1秒以上の長いフレーム間を補完するものが出てきています
単純に直線的に繋いでいるわけではなく、ストーリーも作られているところに注目です
🪢カスタムノード
https://github.com/kijai/ComfyUI-DynamiCrafterWrapperComfyUI-DynamiCrafterWrapper
https://gyazo.com/669467e658bbd5cd9e03207a5ccd1faa
tooncrafter_interp.json
tooncrafterはこの技術の原初的なもので十分すごいんですが、新しい動画モデルが出るたびに遥かに高性能のフレーム補間が出来るようになるので、これを今使う意味はほぼ0です
Extension
https://gyazo.com/356c0e45a7ccf73ace4714f84ccc30fa
これまでのフレーム補完は二枚の画像の間を埋めるだけのものでした
1-2枚目/2-3枚目/3-4枚目... と処理を繰り返せば3枚以上のフレーム補完はできましたが、生成された動画はそれぞれ独立していて文脈を共有していません
そこで最近現れたのがVACEで実装されているExtension(延長)という技術です
cf. VACE ExtensionとFLF2Vの違い
VACE(Wan2.1)では81フレームの動画を生成出来ますが、81フレームの内、何フレームかに画像を入力しておくとその間が自然に繋がるように動画を生成します
https://gyazo.com/1bd83bd9c5258b25ce9016917516a526
これに入力されたN枚の画像はすべて同じ時間軸にあるので、過去のフレーム補完とは比べ物にならないほど自然な動画が生成されます
動画生成AIと併用するときの注意点?
何fpsの動画が生成されているの?
Stable Video DiffusionやAnimateDiff等は24や32フレームの動画が作れると謳っています
が、それが何fpsかは誰もいっていません
24フレーム生成できたとして、8fpsの動画を生成しているなら3秒の動画になりますが、24fpsの動画を作っているなら1秒にしかなりません
VFIはフレームを増やすことができるので24フレームを48にも72フレームにもできますが、24fpsで生成された動画を48フレームにして24fpsで書き出したら、0.5倍速の動画ができるだけです
アニメは難しい
最近はヌルヌルのアニメも多いですが、日本式のアニメはあえてコマ数を抑えることでスピードやキレを表現しています
中割りも特徴があり、VFIは2つのフレームの時間軸としてちょうど真ん中にくる絵を生成しますが、アニメの中割りは均等に配置せず緩急を持たせています
このあたりはExtesionで改善されるかもnomadoor.icon
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