🦊Detailer_複数の対象
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一つの画像に対象が複数個あったときSEGSはそれぞれを別々に処理します
例えば三人映っている画像から"face"でSEGSを使ってDetailerにかけるとする
まず一人目の顔、次に二人目の顔、最後に三人目の顔と順番に処理します
便利ではありますが、奥の方にも人がいて小さい顔も含めたら何十人といたらどうでしょう?
そのすべてにDetailerを行うと時間がかかりすぎますし、手前の顔と奥のぼやけた顔を同じレベルでクリアにするとある意味ホラー画像になります
小さい画像はフィルターをかけて排除するなどして上手いこと処理しましょう
🧑‍🤝‍👩対象が複数でも基本は変わらない
https://gyazo.com/0ad66af9ee81dcb65a9b97c4e8dfaf90
Detailer_multi-subject.json
🦊Detailer#65cb0463e2dacc0000cfb4f3と比べてCLIPSegをface_yoloに変えただけですが、勝手に複数人認識してそれぞれを順番にDetailerで処理しているのが分かります
🎫対象の選別
https://gyazo.com/0c19fc2856b6925893328e6e4fa04fc8
Detailer_crowd.json
人混みから顔検出すると、後ろの方のぼやけた顔も取得します
性能が良いのは素晴らしいですがDetailerに流したいのはせいぜい手前の三人くらいです
いくつかの方法でSEGSの数を減らしていきましょう
Detectorのパラメータで絞り込み
ImpactSimpleDetectorSEGSノードのパラメータ
bbox_threshold (しきい値)
YOLOにしてもDINOにしても、"顔"か"顔じゃないか"の二値で検出しているわけではありません
これは70%の確率で顔、これは40%の確率で… という風に検出します
thresholdはN%よりも高い確率のもののみ顔と認める、といった値です
この値を上げていけば確率の低いものは弾かれます
https://gyazo.com/2c6b11a860084fb948452411d69fc0e5
0.5 → 0.8
drop_size
これより小さなサイズの物は弾かれます
https://gyazo.com/f5696b2d4eae8a8563e795404c40e03f
10 → 300
SEGS絞り込み専用ノード
SEGS Filter (ordered)
SEGSの大きい(小さい)ほうから順に並べて最初のN個だけ選択することができます
https://gyazo.com/be465e0d9c001bd3c34bbf76494b9b59
1 ~ 3番目
SEGS Filter (range)ノード
SEGSのサイズ・位置で絞り込みができます
SEGSの左上の座標や高さといった値で絞り込めるので、drop_sizeよりもかなりカスタマイズ性が高いです
https://gyazo.com/8af52a619ca82a08f4bc8fb103a82fc6
heighが500 ~ 9999
Picker (SEGS)ノード
検出された物の中から手動で選択できます
Pickerノードに一度SEGSを送り込む必要があるので一度Runした後、Pickerノードのpickボタンをクリック
使いたいものを選択してDone
入力欄に1, 3, 4のように書いても選択できます
https://gyazo.com/e7c71115c2306faedaf55e538859f2ca
💪手書きマスク
https://gyazo.com/15e265b2c7a1496a4a41529b134542f5
Detailer_crowd_hand.json
MaskToSEGSノードはくっついていないマスクを勝手に分割してくれるため、手書きでも一度に複数のSEGSを作ることができます