🦊ComfyUIとは?
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画像生成ツールとして始まったComfyUiですが、今や生成AIのOSとして基盤になろうとしています
生成AIエンジンとしてのComfyUI
Stable Diffusionをはじめとして、Wanのような動画生成から3D・音楽生成モデルまでオープンに公開されているモデルを、ご家庭のPCで安定して動かせる環境を整えています
ノードベースのUIに注目されがちですが、むしろこのエンジン部分こそがComfyUIの真価です
実際、このエンジンだけを使って、見た目のUIだけ独自に作り替えたサービスやソフトウェアは無数に存在します
ノードベースツールとしてのComfyUI
とはいえ、ユーザーが最もインパクトを受けるのはこのノードベースUIでしょう
プロンプトを入力してスタートを押せばとりあえず画像が生成されるStable Diffusion web UIに比べると、幾分不親切に感じますね
モデルに画像を渡すノード、プロンプトを入力するノード、パラメータを設定するノード… 処理の流れを機能ごとに細かく分割し、それぞれをノードとして配置する仕組みになっています
これを使いこなすには画像生成の仕組みを知る必要がありますし、そもそもどんなノードがあるかを知る必要があります
しかし、これのお陰で新しいモデルや手法が登場したときも、対応するノードを追加するだけで既存のワークフローに柔軟に組み込めるのです
現在ComfyUIがデファクトスタンダードになっている理由はいくつかありますが、進歩の激しいAI技術に柔軟に対応できるのは、もはやノードベースUIしかないのかもしれません
生成AIプラットフォームとしてのComfyUI
ComfyUIの拡張性を支えているのが、カスタムノードという仕組みです
ComfyUIには最低限モデルを動かす基盤と、機能を簡単に実装できるノードの仕組みが用意されているため、ComfyUIがネイティブに対応していないモデルでも、開発者や有志の方がカスタムノードを作ってくれれば動かせるようになります
ユーザーからすれば使い慣れたUIで新しいモデルが使え、開発者からすればわざわざ新規UIを考えなくても使ってもらえる
この相互のメリットが、コミュニティ全体の成長を加速させています
組織としての運営
当初Comfyanonymous氏が個人で開発していましたが、現在はOSSの性質を保ったままComfy.orgによる開発・資金調達が行われています 進歩の激しいこの界隈で、個人がメンテナンスし続けるのは不可能です
実際、新しいアプリ・機能の実装と、機能の保守・拡張(メンテナンス)はにているようでモチベーションや手間、技術的に別物に近いため新規開発をガンガンする人でも捕手はほとんどせずに放置…となるプロダクトは多いです…
公開されたソースを勝手にでも保守してくれる良いメンテナーが付いてくれれば良いのですがなかなかそうもいかないことも多いのが現状
組織化されたことで、安定した開発体制と継続的なアップデートが保証されるようになりました
ユーザーとしては、安定して動作する安心感がありますね