夢2024-09-05
架空の学校のような場所にいた。日本版ホグワーツ城(?)みたいな、寄宿学校っぽいところ。同級生として今の職場のひとがいたり、昔の実際の同級生がいたりした。
触れると死に至り、骸骨となってよみがえる現象が発生した。骸骨に殺されるとそうなる、という感じだったかもしれない。あんまり覚えてない。とにかく学生たちが恐慌状態になり、どよめいて、一斉に逃げようとごった返していた。自分も人の流れに乗るかたちで校舎の廊下を走って逃げ始めた。
途中、細い洞窟を下るところがあった。ジップラインのようなものがあり、みんながそれをつたって下っていく。といっても、なにか器具があるわけでもないので、めいめいに素手で掴んで、雲梯で遊ぶときみたいに手を交互に使って下る感じ。掴んだそれが頼りなくて、夢の中で物干しを連想した覚えがある。起きてから思い至ったんだけどあれは朝顔の植木鉢に立てる支柱だった。細くて緑色でたぶんプラスチック製で、沿うようにバリが一本通っていて、端っこには同色のキャップみたいなものがはまっていた。支柱は一本だけではなく、ところどころで途切れてまた次の一本に移るみたいな感じになっていたんだけど、途中で端っこが天井から外れて宙ぶらりんになってしまい、少し焦った。小学校のドリルや文集を束ねるときに使う黒い紐が天井から垂れ下がっていて、それで支柱を結びつけなおして事なきを得た。
洞窟をほとんど下りきったところからは、ホグワーツ城みたいな幅の広い階段(ただし洞窟なので岩でできている)をぐるっと下ると最深部に着く。最深部は高さ4mくらいの巨大な空洞になっていた。広さはどうだろう、バレーボールのコートくらいはあったかも。壁の2面に沿ってでかい階段がくっついてた。逃げてきた学生たちで階段はぎちぎちで、先頭の10人くらいが「こんなとこまで来ちゃったけど、ここどこ?」という感じで戸惑いながらも空洞に降り立つのを見下ろしていた。空洞のいちばん奥には同じ制服を着たひとりが正座を崩したような斜め座りで待っていた。隣にはバケツのようなものが置いてある。特に声を張ったわけでもないのに、喋り始めたのが階段の中腹(高さにして2〜3mくらい)からでもはっきり聞こえた。
「残念だったね。みんなここで焼け死ぬんだよ」と彼女は言って、バケツの中身をその場にまこうとした。可燃性の何かだ、と気づいたときには階段にいた学生たちが自らの松明やランタン?をすばやく掲げて、一斉に手を離した。それらすべてが空洞に座る学生に向かって落ちていくのがスローモーションのように映る。よく見れば、座る学生のまわりは土の色が濃く、なんとなく土質も粘性があるように見えて、油がまいてあるんだと直感でわかった。
松明やランタンが地面にぶつかる瞬間は、目を逸らして身体を丸めていたので見ていない。けど、ドンッという爆発音と衝撃があった。みんなでおそるおそる体を起こして見下ろしたら、座っていた学生と、先に空洞へ降りた先頭組が真っ黒になって倒れていた。階段にいた数人が下りて、スコップで地面の灰をすくい、彼らにかけて簡易的に埋葬してやり始めた。すると、その灰の山がすぐに内側から膨らむように盛り上がって、灰を押しのけるように骸骨が這い出てきた。まずい!と誰かが叫んで、階段のみんなが慌てて洞窟から脱出しようと上へ向かってもがき始めた。空洞の奥で斜め座りをしていた彼女は誰からも灰をかけてもらえず、そのためか骸骨にもならずに横たわったままだった。どよめいて必死で逃げようとしてパニック状態に陥った学生たちを、どこからなのかよくわからない俯瞰の視点で見ていたら目が覚めた。