夢2020-05-20
館内の中央にウォータースライダーのようなチューブ型のすべり台が設置されていて、下の階に滑り降りられるようになっている。
チューブの内側には少しだけグリップがついている。ボルダリングの壁をもっともっとスカスカに、グリップもなだらかにしたような感じ。そのおかげで、すべり台は一方通行でなく、下から登ることもできる。 自分は下の階にいる。上の階に行こうと思い、すべり台のチューブに下から潜り込んだ。そしたら上から女の子が滑ってくるのが見えたので、登るのをやめて道を譲る。滑ってきたのは確か中条あやみだったと思う。テラコッタ色のロングスカートをはいていた(GUか?)。すぐ後ろからもう一人、友人と思われる女の子が滑ってきていて、二人で楽しそうにしゃべっていた。 二人が滑り終えてチューブの出口で立ち上がり、しゃべりながら歩き去っていくのを見送って、ふたたびチューブに潜り込んだ。そしたら、また上から女性が楽しそうに滑ってくるのが見える。滑るのを止めるのは難しいけど、登るのをやめるのは簡単だから、こっちが折れて譲るしかない。これじゃいつまで経っても登れないじゃん、となんだか悔しくなり、女性が滑り終えるのを待たずに登り始めることにする。途中ですれ違うことになったけど、彼女は特に迷惑そうなそぶりも見せず、わあわあ楽しそうにはしゃぎながらバランスをとって避けてくれた。そのときに顔をちらりと見たら、石原さとみだった。 なんかの撮影かなあ、と考えながらすべり台を登り続けていたら、上側の出口から一人の女性がひょいとこちらをのぞきこんだ。すべり台を滑ろうとしたみたいだったけど、yuyuko.iconに気づいて、後ろにいるらしき誰かに「人が登ってきてるから待とう」というようなことを呼びかけて、こっちに向き直った。石原さとみだった。
あれ??? と思いながらすべり台を登り終えて、チューブの外に出た。石原さとみが「すごいね! あれを登ってきたんだね」というようなことを言って出迎えてくれた。「でも、さっきあなたとすれ違ったような……」と言ったら、「あ、今回は3パターン撮るからね」と言われた。とあるCMを3パターンぶん撮影するそうで、それぞれを別の石原さとみが演じるらしい。そういえば、さっきすれ違った彼女は白シャツにネイビーのボトムス(リネンのワイドパンツだったかな?)だった気がするけど、今目の前でしゃべっている石原さとみは淡いサーモンピンクのセットアップみたいなのを着ている。そういうものなのか、と思う。確かに、一人でやると着替えとか大変そうだもんな。
トーク番組やドキュメンタリー番組で観るのとまったく同じ、明るくて気さくな印象を受けたので、そのまま伝えた。そしたら彼女は「えー! 嬉しい! けどなんか恥ずかしいなあ」と両手で口を隠すようにして一回そっぽを向いて、ちょっと黙ってから、向き直って「ね、友だちになろ?」と携帯を取り出した。そんなに簡単に一般人と連絡先を交換していいのかな? と心配になったけど、本人がいいならいいんでしょう、ということでLINEを交換することにした。石原さとみはLINEの交換に不慣れなようで、「てか、どうすればいいんだろ? ちょっと待ってね」と言ってそのまま携帯で何やら検索し始めた。QRコードの表示方法などを教えようかな? と一瞬思ったけれど、IDやアカウント名をそのまま見せたくない(見せられない)とかいろいろ都合があるのかもしれない、と思い直してやめた。ふと目線を上げると、窓の外に鮮やかな青空が広がっていた。薄手の長袖でちょっと暑く感じる、けど半袖1枚で出かけるのはちょっと一考が必要、みたいな気候。
えーとえーと……と調べ物を続ける石原さとみを視界の端に映しながら、めちゃめちゃ晴れてんなあ、と考えていたら、目が覚めた。