3-B08 高速ディスプレイによる視線移動依存型視線誘導手法のカラー画像適用
奈良 雅大(東京科学大学),宮崎 竜輔(東京科学大学),廣井 裕一(クラスターメタバース研究所),平木 剛史(筑波大学/クラスターメタバース研究所),伊藤 勇太(東京科学大学),宮藤 詩緒(東京科学大学)
論文URL https://www.wiss.org/WISS2025Proceedings/data/demo/3-B08.pdf
https://www.wiss.org/WISS2025/assets/representatives/3-B08.jpg
概要
視線誘導は,ユーザの注意を特定の領域に導くために重要な技術である.しかし従来の視覚的手がかりは持続的な視覚ノイズを生み,作業への集中を妨げてしまう.これに対し,高速ディスプレイを用いてサッカード時にのみ誘導を提示する手法が提案されてきた.この手法は継時加法混色を用い,色チャンネルの位相を時間方向にシフトして画像内に視線誘導パターンを埋め込む.このパターンは注視時には不可視だが,視線移動時にカラーブレイキングとして一時的に顕在化するため,注視中の作業を妨げない.またセンサを必要とせず,同一画面を複数人で共有できる利点をもつ.一方でこの手法の適用はグレースケール画像に限られていた.本稿ではこの制約を解消するため,カラー画像への埋め込みの実装を提案し,並置加法混色と継時加法混色の併用によるより柔軟な視線誘導提示に向けた実装を行う.