言語哲学
en: linguistic philosophy
see also: philosophy of language
今では分析哲学の部分(subdiscipline)と なっている。
en: analytic philosophy
問い
言語の 意味とは なにか
第一哲学
言語哲学は すべての哲学の基礎である という
wint.icon 基礎づけ主義?
ref. 『言語哲学大全』 vol. 1
分析哲学
パラダイム: 思考とは 言語の運用に ほかならない。
哲学とは 思考についての思考 である
cf. René Descartes
言語が問題となり、概念の明瞭化が求められる。
歴史: 観念 idea の明晰化・判明化だった。
clara et distincta(明晰判明)by René Descartes
言語は あくまでも 媒体である。
vs. 言語は意味の媒体ではない wint.icon
論理学
形式言語の形式意味論を あつかう。
言語の運用に おおいに示唆を もたらす。
哲学の基礎理論と なり得る。
学者: Frege(フレーゲ)、Russell(ラッセル)
仕事: 論理の体系化(形式化?wint.icon)
あと Wittgenstein
現代的な論理学
量化を あつかう 理論が ある。
Fregeが開祖
伝統的な論理学も ある。
wint.icon 奇妙な構文論してる。
wint.icon 特筆は しない。
記号論理
これまたFregeによる。
cf. surface structure / deep structure
言語を感覚や比喩から純化したい。
cf. ベルクソン
記号論理は自然言語のモデルと みなせる。
Argument / Function
Fregeによる区別
相対的
⇒ さらに高階の分解も できる。
cf. 変項と述語 wint.icon
e.g. 「存在する」は2階の述語である。
$ ∃x.\,\phi(x)
Argument / Function への分解
文法的カテゴリーは Function の arity で帰納的に構成できる。
singular term(単称名、単称名辞)の問題
文法が さき、存在が あと。
cf. 言語論的転回 wint.icon
いまでも 問題に なってる。
みいだしかたは 一意でなく、いくらでも高階に できる。
構文論
文は形成史を持つ。
つまり木構造を持つ。
cf. 多重量化の問題
#量化
意味論
意味の意味 とは?wint.icon
除外
意味は印象や心象ではない。
ref. Wittgenstein
Frege
反心理主義
ざっくり、直観は伝達できない。
展開
そもそも 私的な領域は あるのか?
Wittgenstein
決定的な批判
文脈原理
ある文中の語の意味とは その文の意味への寄与である。
文こそが基本となる単位である。
語を単独で取り出して印象を語っても価値がない。wint.icon
ref. 言語哲学大全 vol.1. §2.2
言語の創造性の問題
cf. 言語の原則 #創造性
合成原理
整理
table:意味論
原理 主眼 スコープ
文脈原理 文 一般の文
合成原理 語と構文 個別の文
意味の区別
Frege
Sinn vs Bedeutung
ref. https://en.wikipedia.org/wiki/Sense_and_reference
論理学の こみいったトピック
高階の量化
いくらでも できる。
$ F(a) = (λx.Fx)(a)
$ = (λΦ.Φa)(λx.Fx)
$ = (λΨ.Ψ(λx.Fx))(λΦ.Φa)
wint.icon これ右適用なら差分が減るのでは?と思ったけど、そうでも なかった。
aF = a λx.xF = λx.xF λP.aP
書籍
シリーズ: 言語哲学大全
飯田 隆『言語哲学大全Ⅰ』増補改訂版
増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ - 株式会社 勁草書房
あとがきたちよみ『増補改訂版 言語哲学大全Ⅰ』 – けいそうビブリオフィル
vol. 2
増補改訂版 言語哲学大全Ⅱ - 株式会社 勁草書房
vol. 3
増補改訂版 言語哲学大全Ⅲ - 株式会社 勁草書房
vol. 4
増補改訂版 言語哲学大全Ⅳ - 株式会社 勁草書房
ref.
言語哲学¦Wikipedia
分析哲学¦Wikipedia
#哲学 #言語 #思考