Hyperledgerのバイナリについての学習まとめ
cryptogen
Certificationなどの利用のためにテスト環境で利用される。YAMLで生成するものを記載し、コマンドで生成を行う。
プロダクション環境ではCertification Authorityから提供されるものを利用するので、cryptogenは利用しない。
cryptogen help: Helpを表示
cryptogen version: cryptogenバイナリのバージョンを表示する
cryptogen showtemplate 設定用のテンプレートを表示する
cryptogen showtemplate > template.yamlと実行すればファイル出力して編集できる。
cryptogen generate: サンプルマテリアルを生成する。
--configオプションを指定することでyamlファイルを指定できる
cryptogen extend: 既存の設定に新しい設定を追加したい際に利用する。PeerやUserを増やしたい時など。
configtxgen
Configuration Artifactsの管理に用いる。Artifactsの種類としては、
ジェネシスブロック
チャンネルトランザクション
アンカーピアトランザクション(2系ではDeprecated)
の二つがある。
configtxgenの用途として大きく分けてアウトプットとインスペクトの2種類がある。
アウトプットではyamlファイルを入力し、Artifactsを生成する。
インスペクトではネットワーク上のArtifactsをJSON形式で出力する
configtxgen -help: Helpを表示
configtxgen -version: Versionを表示
configtxgen -outputBlock: ジェネシスブロックを生成
configtxgen -inspectBlock: ジェネシスブロックの設定を表示
configtxgen -outputChannelCreateTx: チャンネル作成トランザクションを生成
configtxgen -inspectChannelCreateTx: チャンネル作成トランザクションの設定を表示(アンカーピアにも利用可能)
configtxgen -outputAnchorPeersUpdate: アンカーピアを更新
configtxgen -printOrg: オーガニゼーションの情報を表示
orderer
初期化にはジェネシスブロックが必要で、またランタイム時のプロパティはorderer.yamlで管理される。
orderer: Ordererをスタートさせる
peer
ネットワークにおけるノードプロセスを起動する。設定はcore.yamlで管理される。
ピアおよびネットワークの設定の管理にも利用する。
peerバイナリはpeer command subcommand --flagsの形式で実行する
peer help: Helpを表示
peer version: Versionを表示
peer node: Peerの管理に用いる
peer channel: チャンネル操作に用いる
peer lifecycle chaincode チェインコードのライフサイクルについての操作を行う