クラス図
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この講義の目的
なんらかの外部の要求仕様から「つくるべきもの」を抽象的に定義できるようになる
モデルなり仕様をつくるプロセスをしる
要求モデルを受けて、システム内部の本質的な側面をモデル化します
受講者へのインプット
カタログの要求仕様
第 1 回で作成したユースケースモデル
作成するもの(アウトプット)
ドラフトクラス図
進め方
# 時間 内容
勉強会の進め方を説明する。
グループでオブジェクト(クラス)候補を抽出する。ディスカッションしながら、オブジェクト (クラス)となりそうな候補を出して、ホワイトボードまたはホワイトシートに描く。オブジェ クト(クラス)は、オブジェクト図(クラス図)を描いてもよいし、ポンチ絵、単語の羅列でもよい。
なお、参加者のスキルなどに応じて、個人で 15 分モデリングを行ってから、グループで 20 分 モデリングを行ってもよい。
グループでドラフトクラス図を作成する。ディスカッションしながら、オブジェクト・クラス 候補からクラスを導き出し、ホワイトボードまたはホワイトシートに描く。 なお、参加者のスキルなどに応じて、個人で 20 分モデリングを行ってから、グループで 30 分 モデリングを行ってもよい。
作成方法
さまざまな方法があります。ここでは、典型的な方法を簡単に紹介します。
オブジェクトはモノやコト(概念)で、名詞として表現される(ことが多い)ので、文章の名詞に着目する名詞句抽出法が多く用いられます。
インプットで与えられたドメイン(問題領域)を十分に説明できるようなクラスを抽出し、クラス図として まとめます。
オブジェクト(クラス)候補の抽出
インプットの要求仕様やユースケースモデル、問題記述と呼ばれる対象を説明する文書1から名詞を抜 き出す。
モノ・コト(概念)・バ(場)ではないもの、曖昧なもの、属性にしかならないもの 、などのオブジェクト(クラス)候補にふさわしくないものを除外する。
オブジェクト(クラス)候補をオブジェクト図(クラス図)、ポンチ絵にまとめる。または単語リストでもよい。
ドラフトクラス図
オブジェクト(クラス)候補がインスタンスなのか、クラスなのかを考え、クラスを導き出す。この際に、 同じようなものは、グルーピングして統合する。
クラスの関係性を考え、クラス図に整理する。
参考文献
さらに知りたい方は、以下を参照してください。
『豆蔵セミナーライブオンテキスト (2) すいすい習得 UML モデリング』岡村 2006 『組込みソフトウェア開発のためのオブジェクト指向モデリング』セサミ 2006b 『思考系 UML モデリング 即効エクササイズ モデ力を鍛える 13 の自主トレメニュー』渡辺ら 2004