VTuberの活動を記録してバーチャル文化を応援する個人運営のファンサイト
MoguliveやVポスといったメディアでVTuberの紹介をしているライターのけいろーさんが作成中の個人運営のファンサイト
基素.iconの素直な所感を書きます
要約
課題感の一部は同じ思いを持っています
サイト構築中そうなので、そこに思想を体現した仕組みが載る可能性もあり、モノを見ないと何とも言えないです
課題が結構大きいので、どうやって回すのかこのツイートだけではよくわからない部分も多いです
書くことに関してはScrapboxに一日の長があると思うので、マージできる可能性があるかもと思っています
以下、スライドごとの感想
(1枚目)Vの活動が文字情報での記録が少ない問題
自分も感じている
文字情報での「記録」が少ない理由
書くコストは高い。イベントは動画撮影は禁止のことも多い
「生きていた証を残したいかどうか」はVそれぞれ(Vの意思でチャンネルを消すVもいる)
まとめWikiは言及されており、この件に関して最適解と述べられている
自分も、Scrapboxの強力な記述サポートのおかげで、コンテキスト把握は普通のサイトより明らかに優れていると思う。
(2枚目)活動中のVTuberに出会いにくい問題
興味がないと動画は見ない層、多分人が増えても割合はそこまで変わらないか、またはもっと多くなるはず(そのV自体に興味がない人の動画を見る人はVTuberと言うもの自体に興味を持っている人)
企業目線で適したVを見つけにくい問題は掘り下げるとVの応援になるかも?
多分企業担当者の多くはTwitterフォロワー数とかSubscribe数でみてる
分析なんかほとんどやってないはず。データを取得していないだろうから。
ニコニコ大百科やピクシブ百科事典の更新が止まりがちと指摘されている。この問題の個人運営のサイトはどこでも抱える問題。どう解決するのだろう?
(3枚目)魅力的な企画や作品が広がりにくい問題
TwitterのRTは仲間内でしか広まらない
閾値を超えると仲間内以外にも伝わる印象
閾値を超えるためにはハブにRTされる必要がある
Vtuber系Webメディアは大手の情報中心になりがち
WebメディアはPVが取れるものをやりたいからこれは直らない
(4枚目)ファンになってくれそうな人へのアプローチが限られている問題
「知っている人の間で閉じている」問題。Vに限らずいろんなところで見る。
「ファンになってくれそうな人」も興味のレベルで区分できる
1. (認知なし)VTuberを知らない人
2. (認知あり)VTuber名前は知ってる。キズナアイみたいなのだよね?な人
3. (興味あり)VTuber切り抜きとかTwitterでたまに見る人
4. (ファン)定期的に配信を見ている人
5. (熱狂的なファン)配信も見ているしイベントもいくしグッズも買うしサポートもしている人
どの層にアプローチするかで方法が違う。1などにアプローチするのはマス広告が必要。メインターゲットは4以上の人、サブで3をターゲットにしているとして以降を読んだ
主な活動拠点はTwitter/YouTube/FANBOX
YouTubeのアクセスはレコメンドの割合も数十%程度あると思う。チャンネル登録者以外にもちゃんとレコメンドされるはず
FANBOXはファン向けのパトロンサービスなので、ファン以外に届かないのは設計通りだと思う
わざわざYouTubeまでみにくる人は少ない
知らないVの動画を見たときに、見るかどうかと言う問題と解釈して考えた
「長時間のライブはそもそも見られないことが多く、見られている状況の方が異常」だと思う。まとまった時間はファン以外は取らない。見ているファンは、その時間にできることを諦めてそれを見ている。
Twitterの場合、対策でやられていることは次の2つ
時間的制約を減らす
短いまとめ動画/切り抜き動画を作る
手間を減らす
常時目に触れるメディアのTwitterに冒頭だけ投稿して誘導
PCでYouTubeの埋め込みがあった場合ワンクリックで見られるので見ることがある
スマホは画面遷移した後にタップが必要だったりして面倒なので興味のハードルが一段上がる(基素.iconの場合)
Twitterの情報はすぐ流れる
情報がたくさんあったらTwitter以外でも埋もれてしまう(YouTubeにはたくさん動画が投稿されているが、ほとんどが見られていない)
Twitterが困るのは後から検索できないことだが、まだファンになっていない人は検索をしないから、この点もサイトにしても変わらない気がする
メディアは「今週のヘッドライン」みたいなのができるのがいい。ただTwitterのタイムラインの方がよく眺めるとは思う
「RT数十、フォロワー数千程度の小規模なV」の発信としてどっちがいいんだろう?
メディアもファーストビューに表示される情報は限られているので、面白そうな話題をライターがピックアップできるのかが課題?
(5-7枚目)1-4を踏まえてやること
紹介ページ(活動アーカイブ・依頼者向けの参考資料)
「依頼者向けの参考資料」は何が必要だろうか?
企画配信の書き起こし
弊Wikiでもやっている。人手が必要。あるいは機械の力に任せる必要がある
新たに生じるリスク
声の情報が消失するので、ニュアンスが変わってしまう
一部だけ切り取られ安くなる
今より増えるかどうかは怪しい。切り取りたい人はもう切り取っているので
Vの寄稿
動画を見ないが文章を見る層へのアプローチ
Vを知らない人向けということは、ターゲットは2も入っているのだろうか?知らない人がこのメディアを見る動機はなんだろうか?検索流入?
ライブレポート
弊Wikiの活用、いかがでしょう?
作品レビュー/ハウツー
ここは共有されてほしい
VTuberは動画で共有しているので、時刻指定したリンク集でもいいかもしれない
全体的な感想
依頼目線が新鮮
どういう情報があったら嬉しいのだろう?
依頼したい人も様々なはず
「埋もれる」という単語が何度か出てくるように、情報発信はあるけど、探るのがしんどい、という状況はよくある
基素.iconの場合はリンクを明らかにしてコピペで貼ることもある
発言したい人はもっとも簡単なメディアで発言するだろうから、これをまとめるのは結構難しい(togetterでいいじゃんにどう反論すればいい?)
寄稿系は、「なぜこのサイトに書くのか」というモチベーションは何だろう?
Vが自分でnoteのメディア開設せずにここに寄稿するモチベーションはなんだろう?
色んな人が見るメディアとしての力が前提になっている?(例:Yahoo!ニュース、Mogulive)
個人では明らかにマンパワーが足りないと思うが、サイトの今後の展開としてはどこかからお金を取ってやっていくことも目指しているのだろうか?
書くことに関しては弊Wikiとかぶる領域も多い。個人的な気持ちとしては書き起こし系は弊Wikiをそのまま活用してくれても良いのではないかと思う
弊Wikiにそのまま乗らない理由は幾つかあると思う
ライターの「立ち上げました」という実績になる(可能性がある)
立ち上げをやってみたい