道徳・自立活動:自分の良さに目を向けよう「きらきらをみつけよう!」
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単元を通して身に付けたい力
【教科】
「自分の長所に気付き、伸ばそうとする。」
「自分の特徴を知り、短所を改め、長所を伸ばそうとする。」
【プログラミング】
順次処理と条件分岐を活用し、自分の考えを Viscuit を用いて表現する。
学習の流れ
1)NHK for School で「キラキラ」について考えよう!
良い行いをロールプレイで演じてみよう
動画クリップで、詳しく見てみよう
2)友達の「キラキラ」をみつけよう!
自分達の良いところを、ビデオに撮影して見つけてみよう
友達の良いところを見付けて、カレンダーに付箋で貼ろう
3)みつけてもらった「キラキラ」をあつめよう!
友達に見つけてもらった自分の「キラキラ」をワークシートに分類しながら並べてみよう
集まった「キラキラ」を見ながら、自分の長所や短所について考えてみよう
4)Viscuit で自分の「キラキラ」を表現しよう
自分の「キラキラ」について、付箋をあつめたワークシートを基にして、友だちに自分のことを知らせるプレゼンテーションを Viscuit で作成する。
Viscuit の機能「絵の入れ替え」「画面上のタッチ」を活用し、順次処理と条件分岐のプログラムを画面上に組み込むことで自分の思い通りの発表ができるように準備していく。
5)グループの友達に「キラキラ」を伝えよう
Viscuit の画面を大型テレビに表示し、操作しながら発表する。
本時の様子(2時間)
1)導入
課題の確認『Viscuit を使って友達に自分のキラキラを伝えよう』
※以前に取り組んだ「Viscuit を使った自己紹介」を振り返る
「タッチ」機能の確認
表現のアイコン化の説明
発表までの見通しをもつ
2)ワークシートを基に、自分の「キラキラ」をプログラミングで表現する
ワークシートの内容を見ながら、自分の良さや短所を考える
いろいろなイラストを用いて、長所や短所を説明できるプログラムを考える
表現したいことが抽象概念の時は、具体物に置き換えたり、言語化したりする
3)自分の思いが表現できているかを確認する
画面を切り替えて操作モードにして、動作確認をする
教師と対話しながら、自分の長所や短所についての理解を深め、プログラムを推敲する
4)画面を操作しながら、発表の練習をする
自分の説明をメモ書きなどにし、タッチ操作のタイミングを考える。
声の大きさや速さに気を付けて、発表する練習をする。
成果と課題
これまでの学習で Viscuit の操作に慣れていたため、発表のためのツールとして活用することが自然とできた。
プログラミングを試行錯誤しながら、表現内容について教師と個別に対話する中で、自分の長所や短所への理解が深まった。
Viscuit を活用して順次処理のプログラムを組むことの習熟が見られた。
日常の中で友達の良さに目を向けることができた。
タブレットを人数分用意する必要がある。
作業の保存や、データの読み込みに回線速度の影響を受ける。
イラストで何かを表現する際に、細かく書きすぎると視認性が悪くなる。
今後の展望
Viscuit はプログラムを作成していく際に数値入力を伴わないという特性があるため、個別支援学級の児童にも比較的扱いやすいプログラミングツールである。本学級の児童はこれまでの学習の中で操作に習熟してきたため、教科学習において自分の考えを表現するなど、学びのツールとして Viscuit を活用することを意識し、これからも取り組んでいきたい。また、近隣校の児童との交流や、学校行事での発表などにも Viscuit を活用し、学習におけるコミュニケーション作りのツールとしても活用していきたいと考えている。
出典
横浜市小学校情報教育研究会
資料