算数:面積
目標
複合図形の面積を、分割や保管の考えを用いて求めることができる。
授業について
4年生算数科「面積」で ,複合図形の面積を求める導入として,正方形と長方形を組み合わせて図形をつくるプ ログラミング活動を位置付けた。凹型,凸型などの図形の面積を求める際,補助線を引いて図形を分割する解き方が 考えられるが,凹型や凸型を分割するイメージが持てない。どちらかと言えば算数の苦手な子どもたちのつまずきが予想された。そこで,導入段階で, L (エル)字形になるように,正方形や長方形の部品を作って組み合わせるプログラミングを行った。さらに,凹型や凸型を作ることにより,一つの図形がいろいろな部品が合成されてできるものであることを意識付けた。
そのあと, L 字型の図形の面積を求める活動に入った。 授業の中で ,図形を合成したプログラムと結び付けながら解き方を説明したり,タブレットを活用しながら考え方を深め合ったりする子どもたちの姿が見えた。
成果と課題
算数科単元「面積」 の授業にプログラミング活動を位置付けることにより,その後面積を求める学習において,スムーズに理解 定着を図ることができた。プログラミング ,算数科に苦手意識のある子どもにとって問題解決の手助けになることを実感した。また,自分の考えを説明するための動く資料として活用することもできる。学習内容の定着を図ること以外にも,導入や考えを練り深める際の学びのツールとして,プログラミング活動を取り入れることが可能であり,魅力的である。その際,問題解決の活動のどの部分に,どのような形でプログラミングを位置付けていくことがより効果的になるのか,精査し,絞り込み,意図的・計画的に位置付けていくことが大事になる。
出典
徳島県プログラミング教育
「H30 成果報告書(里浦小学校).pdf」より抜粋
https://gyazo.com/c8390cbd6abd2e345ad3c605b9733cfa
https://gyazo.com/8d7ee95307cd48922bdd583f1109ec42
https://gyazo.com/0b0d9fff48d36f7f5ecd0ace87742cfc
https://gyazo.com/c6f44afb59ca2dce6dea8c20fca069ee
https://gyazo.com/b0c3e468f128cecd4bdff487bc426a95