算数:式と計算の順じょ
目標
( )を用いた式や四則混合の式について,計算の順序を知り,計算のきまりについての理解を深める。また,式を見て具体的場面を想起したり,説明したりすることができるようにする。
概要
本時の学習では,黑石と白石の数の数え方や数のちがいの求め方を考え,それを式に表し,計算のきまりを見つけることが目標である。導入の時間に,ビスケットを使って,数の数え方を自由に 表現させる。多様な考え方を認め,自分たちの考えたことをもとに話し合うことで,自信と持って 自分の意見を発表できるようになってもらいたい。またビスケットの機能をタッチのみに限定し, 数え方を表現させることで,まとめて考える考えと別々に考える考えなどを視覚化し,算数的活動 につなげる。自分たちが考えた表現をもとに,数を増やしたり,色ごとに分けて数えたりするなど の方法を考え,それを式に表すことができることに気づかせる。それをもとにどちらの方法で計算 しても答えが同じになるということに気づかせ,分配法則を機械的に暗記するのではなく,計算の しくみなどの本質的な部分を理解してもらいたい。
本時の展開
1)黒石と白石の数の数え方を考える
ワークシートに考えた式を発表する。
支援:発問:この石の合計の数を求める時,どのように数えますか。
ワークシートを配り自由に数え方を考えさせる。
2)本時のめあてを知る。
3)ビスケットでワークシートに書いた考えを表現する。
考えた数の数え方を発表する。
支援:ビスケットのタッチ機能を用いて数え方を表現させる。
4)友達が考えた数え方がどんな式になるのか考える。
支援:発問:それぞれの式と答えから,何か気がつくことはありますか。
5)自分たちが考えた数え方を式に表した 時,それぞれの式と答えの関係を考える。
答えが同じになった。
差を求めても同じことになるのかな。
支援:自分たちが考えたの式をもとに,どの式 も同じ答えになることを気づかせ,等号 (=)で,二つの式は同じという意味を表し ていることを教える。
6)本時のまとめをして,次時の見通しを持 つ。
研究の成果と今後の課題
各教科・人・未来等とのつながりを大切にしたプログラミング教育の実践を行ったことで、単 にプログラミングを行うのではなく、教科と学習活動を関連させたプログラミング教育の展開が 「深い学び」に効果を生む大きなきっかけとなることがわかった。今後も学年に応じて、様々な教科の中でのつながりを大切にしたプログラミング教育を計画・実践し、プログラミング教育の 充実を図りたい。また、本事業での取り組みを元にして、全教職員でプログラミング教育に取り組んでいけるような研修体制や教材整備を行い、つながりを大切にしたプログラミング教育を展開していきたい。
本年度をふり返り、児童・教職員ともに来年度から始まるプログラミング教育全面実施に向け、 まだまだコンピュータや教材操作のスキルが十分であるとは言い難い。系統をもたせた計画的な カリキュラムの実践や、プログラミング教育に関する研修を充実させることで行うことで児童の 情報活用スキルや、教職員の教授スキルを向上させることも目指していきたい。
出典
徳島県プログラミング教育
「R元 成果報告書(徳島市福島小学校).pdf」より抜粋
https://gyazo.com/aa007ebc8dc271d0a00a876bb131c96a
https://gyazo.com/a82458816a90b72b079fb673850a52df
https://gyazo.com/f462b66cf88409c133a93e70cbde7cd2
https://gyazo.com/a9783a61fae8713368112ccd0f77a924
https://gyazo.com/a0d021860d711dc7a37a6851dfdb18b3
https://gyazo.com/32ef5f05606ab90da25f9d45157eb660