社会:全国統一への動き
目標
信長・秀吉・家康の中から選んだ武将が全国統一にむけて行った動きや政策を自分なりにプログラムするなかで、その政策の意図を理解するとともに、分かりやすく表現することができる。
授業について
6年生社会科で ,織田信長,明智光秀,豊臣秀吉の中から,選んだ武将の「天下統一への動き」がよくわかるようプログラミングした。2年生の生活科と同様に,「天下統一 への動き」の学習のまとめの段階にプログラミング学習を位置付け,学習内容の定着を図った。子どもたちは,まず,それぞれ自分なりのテーマのもと,どのようなプログラムを作るか構想し,構想シートにまとめた。そして,構想シートを基 に,必要な部品を作り,プログラムの動きを工夫しました。
織田信長とポルトガル人が出会い,鉄砲を得ることにより,戦の様子が変わってきたことをプログラミングする子ども,織田軍と今川軍が戦い,その後室町幕府を滅ぼした動きをプログラミングする子どもなど,それぞれ自分のテーマのもと,既習の知識を関連付け,プログラミングしていた。 左右から動いてきた部品があたったところで変化し下に動くなど,天下統一への動きがよく分かるよう工夫していた。
これらの活動を通して,それまで点であった個々の出来事を結び付け,歴史を流れとして捉えることができた。年表を書くことでは味わうことのできなかったであろう歴史の流れを,楽しい形で学ぶことができたのではないかと考える。 また,作ったプログラムを見せながら,より分かりやすく一連の流れを表現するために,どのようにプログラミングしたか説明する活動も大切にした。
成果と課題
社会科単元「天下統一へ 動き」の授業にプログラミング活動を位置付けることにより,単語として覚えていた歴史用語を,つながりとして理解することができ,一人ひとりの学びが深まっていった。子どもたちも意欲的に取り組み,理科や国語など他教科でもプログラミングをしてみたいという声も聞かれた。しかし一方で,歴史プログラミングするには,歴史の知識を十分に理解しておかなければならな いと感じた。プログラミングすることにより知識が深まり学力の定着を図ることができるという面もあるが, 同時にプログラミングするために知識を持っておかなければならないという面もあることを強く感じた。 より論理的にさまざまな事柄を捉えていけるよう,歴史をはじめ日々の授業を見直していきたい。
出典
徳島県プログラミング教育
「H30 成果報告書(里浦小学校).pdf」より抜粋
https://gyazo.com/d156cc49c2c522cc4ec3b9d433d3d9e0
https://gyazo.com/6186dbad104db6cc7daa209188599997
https://gyazo.com/8584592602c0dca992eff0b09a03342b
https://gyazo.com/c0ed8ebe9703f982ea719222df34fb5a